エア・ウォーター、山村医科器械買収

エア・ウォーターは、脳神経外科・整形外科分野に強みを有する医療機器卸売業の㈱山村医科器械(本社:京都市、代表取締役社長:山村 正治。以下、「山村医科器械」)の全株式を2018年12月21日付けで取得し、子会社化した。

山村医科器械は、1991年3月に設立、資本金1000万円、従業員6名、2018年8月期の売上高は7億円。京都府を中心に脳神経外科・整形外科分野に関わる商材、手術室設備資材を主に取り扱い、大学病院や大手総合病院を顧客に持つ。グループ化により、取り扱い商材のラインナップを拡げ、医療機関との関係強化を図ることでビジネスの拡大を目指す。また山村医科器械は、エア・ウォーターグループとの人的交流、販売ネットワークの活用により、営業エリアを拡大して事業成長を図るとしている。

エア・ウォーターの医療関連事業は、最新の病院設備、医療用ガス供給、病院業務のアウトソーシング受託、設備機器のメンテナンス業務から、デンタルや衛生材料、注射針といった地域のクリニックや在宅医療に至るまで、多岐にわたる製品・サービスを提供している。また、各地域の市場や顧客ニーズを把握しながら地域に密着した医療関連事業の展開を行い、地域で特色ある医療機器・商材の卸売事業会社をグループ化、医療機関向け商材の拡販を行なう。