「ねんりんピック」炬火に水素使用
岩谷産業は今年11月9日から和歌山県和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で開催される「ねんりんピック 紀の国わかやま2019」の炬火の燃料として、水素と炎を点火するための「炬火台用水素燃焼システム」を提供する。公式大会の炬火に水素が利用されるのは、2018年に開催された「福井しあわせ元気」国体・障スポに続いて2例目。
炬火に水素が灯されるのは、11月9日午前10時~の開会式で炬火リレーの最終走者が点火を行う。水素ガスを燃焼した炎は無色透明だが、炎色反応を利用した岩谷産業の独自技術により着色され、炎を目で見ることができる。従来は燃料にプロパンガスが使用されていた。水素を使うことで二酸化炭素を排出しない安全で環境に優しい炬火点火となるとしている。