「日本呼吸器学会学術講演会」で呼吸器関連医療機器やサービスを展示
日本呼吸器学会は4月12日~14日、東京・千代田区の東京国際フォーラムで「第59回日本呼吸器学会学術講演会」を開催する。メインテーマは「Human Chain で切り拓く新時代の呼吸器病学 ~Communication, Cooperation, Creativity~」。医師、コメディカル、学生など約8000人の参加が見込まれている。
フォーラムホールEで併設される「医療機器・薬品展示・書籍展示」には、大陽日酸、エア・ウォーター・メディカル、バイタルエア・ジャパン、小池メディカル、サイサン、星医療酸器といった医療ガス関連事業者や、帝人ファーマ、パシフィックメディコ、アイ・エム・アイ、フクダ電子、チェストなどの医療機器メーカーなどが出展し、自社製品やサービスをPRした。
2018年8月に買収した医療機器販売会社のアイ・エム・アイと共同出展した大陽日酸ブースでは、呼吸器関連機器と睡眠関連機器を扱うパシフィックメディコの3社で、国内開発のハイフロー装置「コンフォートエア」やハイフローモードとNPPVモード搭載の「MediOx60」などを展示。
保健適用の炭酸ガス分析装置「カプノアイMC-500」を紹介したエア・ウォーター・メディカル。呼気の炭酸ガス分圧の高精度な測定ができ、センサプローブに付けたマウスピースをくわえて口で6回呼吸をするだけの簡単操作。全波形の一覧表示や波形の拡大縮小も可能で、見やすいカラー液晶搭載、単3形充電池とACアダプタの両方に対応する。
日本エア・リキードの在宅医療事業を担当するバイタルエア・ジャパンは、外出先でも従来機同様の機能を持ち、大幅な軽量化と手のひらサイズを実現したレスメド製のCPAP治療装置「AirMini」や、 アルミ製容器で持ち運びも簡単、ダイヤル1つですぐに酸素ガスを供給できる 医療用酸素流量調整器付きバルブ「酸素で~る SV」を出品した。
帝人ファーマは4月に上市された呼吸検知機能を内蔵した世界初の酸素濃縮器「ハイサンソi」を展示し、この機能を利用して酸素濃縮装置の使用データをウェブ上で閲覧可能とすることで患者治療状況を把握、外来指導などに活用できるHOTデータマネジメントシステム「HOT見守り番 Web」のデモを行った。
在宅医療機器の使用状況やエラーメッセージを遠隔でモニタリングする「イマジンズ」を展開する小池メディカルは、ブルートゥースを搭載した呼吸同調器「あお酸歩」を紹介した。「イマジンズ」との接続によって、外出先でも患者位置情報や活動状況が把握でき、オプションのパルスオキシメーター「サーフィンPOブルー」との組み合わせで歩数、SpO2、脈拍モニタリングなども可能になる。電池寿命約500時間、断熱圧縮熱発生防止機構付。