住友精化 2021年3月期第1四半期連結決算

 住友精化の2021年3月期第1四半期連結決算は、売上高276億9700万円(前年同期比12.5%増)、営業利益34億4300万円(同85.1%増)、経常利益33億1600万円(同133.7%増)、親会社株主に帰属する純利益23億4900万円(同143.4%増)となった。

 通期の連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により現段階で合理的な業績予想の算定を行うことが困難であるとして、引き続き未定とした。

 セグメント別業績の概要は次の通り。

吸水性樹脂

 売上高は190億5600万円(前年同期比15.1%増)、営業利益は25億6300万円(前年同期比153.1%増)。売上高は、中国市場において衛生材料の原材料調達を優先する動きが一時的に拡大したことなどにより販売数量が大幅に増加したため、増収となった。営業利益は、販売数量の増加に加えて、原料価格が下落したため、増益となった。

機能化学品

 売上高は47億1200万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は5億4500万円(前年同期比19.0%増)。水溶性ポリマーや、微粒子ポリマーの販売数量が増加したことなどによる。

ガス・エンジニアリング

 売上高は38億0600万円(前年同期比8.7%増)、営業利益は3億4300万円(前年同期比12.9%減)。売上高については、エレクトロニクスガスなどの販売数量が増加したことにより増収となったが、営業利益は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、飲食店店舗における食品用ガスの需要が減少したことなどにより減益となった。

その他

 グループは上記事業のほか、人材派遣業務等を行っている。当セグメントの売上高は1億2200万円(前年同期比18.1%減)、営業損失は1200万円となった。