新コスモス電機 2021年3月期第2四半期連結決算
減収増益、半導体・自動車業界向けが回復
新コスモス電機の2021年3月期第2四半期連結決算は、売上高127億2000万円(前年同期比6.2%減)、営業利益11億2000万円(同15.4%増)、経常利益11億8400万円(同10.2%増)、親会社株主に帰属する純利益7億5200万円(同18.0%増)となった。通期の業績見通し、年間配当金予想に変更はない。
売上高は第2四半期会計期間においてコロナ禍の影響から回復傾向にあるものの、第1四半期会計期間の落ち込みを補うまでにはいたらず、前回発表予想を下回った。
一方で利益面は、売上高の落ち込みに備えた全社的な経費削減への取り組み、さらには、コロナ禍における営業活動の制約、在宅勤務の推進などによる経費減少もあり、営業利益は前回予想から3億2000万円の増加、経常利益で3億円の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益で2億7900万円の増加となった。
2021 年3月期の通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が不透明であることから、現時点での業績予想の修正はないとした。
商品別の概況は次の通り。
家庭用ガス警報器関連
国内向け都市ガス用警報器及び海外向け警報器用ガスセンサの販売が減少し、売上高は56億2700万円(前年同四半期比11.04%減)。
工業用定置式ガス検知警報器関連
半導体業界、石油化学業界、自動車業界向けガス検知警報器の販売が増加し、売上高は35億9600万円(前年同四半期比0.3%増)。
業務用携帯型ガス検知器関連
都市ガス業界、鉄鋼業界、LPガス業界向けガス検知器の販売が減少し、売上高は25億1900万円(前年同四半期比3.4%減)。