ケミカル関連の新会社「エア・ウォーター・パフォーマンスケミカル（株）」を設立

　エア・ウォーターは、ケミカル関連事業における事業統合の母体となる新会社「エア・ウォーター・パフォーマンスケミカル（株）」を2021 年7 月1 日に設立し、７月８日開催の取締役会において、エア・ウォーターケミカルカンパニー内の電材開発事業部を会社分割し、新会社に承継させることを決議した。

　これにより、エア・ウォーター・パフォーマンスケミカル（株）は2021 年10 月1 日付で電材開発事業部を吸収、あわせて、エア・ウォーター連結子会社である川崎化成工業（株）と大東化学（株）の統合に向けて準備を進める。

商号：エア・ウォーター・パフォーマンスケミカル株式会社
本店所在地：神奈川県川崎市幸区大宮町1310 番
役員※：▽代表取締役社長＝堀靖（現大東化学㈱代表取締役社長）▽取締役副社長＝小林伸彦（現川崎化成工業㈱代表取締役社長）▽取締役副社長＝長尾幸生（現エア・ウォーター執行役員ケミカルカンパニー電材開発事業部長）▽取締役（非常勤）＝水野和也（エア・ウォーター常務執行役員ケミカルカンパニー長）▽監査役＝大坪孝幸（現川崎化成工業㈱監査役）▽監査役（非常勤）＝恒吉邦彦（エア・ウォーター監査役）
事業内容：石油化学製品、無機化学工業製品、炭素製品、食品添加物等の開発、製造及び販売
資本金：100 百万円
設立年月日：2021 年7 月1 日
発行済株式総数：2,000 株
株主及び持株比率：エア・ウォーター株式会社 100％
決算期： 3 月31 日
主要拠点・所在地※：川崎工場：神奈川県川崎市川崎区千鳥町1 番2 号、湘南工場：神奈川県平塚市須賀2700 番地、静岡工場：静岡県御前崎市池新田7950 番地の2

※2021年10 月1 日付で予定している川崎化成工業（株）および大東化学（株）との合併後の状況。

電子材料事業部：テレワークの広がりや5G の普及、スマート社会に向けたデジタル化の進展により、活況を呈している電子材料分野において、低誘電材料や光増感剤等の「ケミカル素材・部材の革新」を図り、新会社における機能化学品事業の大黒柱としての役割を果たす。
基礎化学品事業部：無水フタル酸、コハク酸等の有機酸製品群および亜硫酸塩、重亜硫酸塩等の無機塩製品群において、安定的に競争力ある製品を市場に供給するとともに、きめ細かいサービスにより顧客満足度を向上させ、各製品業界のトップシェアを維持する。
機能材料事業部：キノン、マキシモール®（ウレタン・界面活性剤原料）、薬品加工、医農薬、炭素材と、多岐にわたる事業領域と顧客群を有し、これらの多様性を武器としてシナジーを創出することで、機能材料事業の新たな商品開発と事業拡大を推し進める。
食品機能材料事業部：日本のトップブランドである日持ち向上剤用途の酢酸ナトリウムを中心に、化学の視点から様々な機能性材料を開発することにより、食品の安心・安全、健康志向や食品ロス削減など、食品業界の課題解決に貢献する。