エア・ウォーター北海道とリンナイ、コロナの３社が共同で北海道庁主催の省エネルギー部門大賞を受賞

共同開発の「寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム」

　エア・ウォーターグループのエア・ウォーター北海道株式会社（本社：札幌市中央区、社長：北川 裕二）は、リンナイ株式会社（本社：愛知県名古屋市、社長：内藤 弘康）、株式会社コロナ（本社：新潟県三条市、社長：小林 一芳）と共同で、北海道庁主催の「令和3年度北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞」において「省エネルギー部門大賞」を受賞した。

　「省エネルギー部門大賞」は、省エネルギー機器の導入やエネルギー効率の向上、エネルギー消費量の削減及び節電などで優れた成果を挙げたものに対しての表彰となる。今回、3 社が共同で開発した「寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム」について、初期投資の少なさと省エネ効果が高く評価された。

　「寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム」は、ヒートポンプユニットとガス給湯暖房熱源機で構成され、家庭内全室の温水式暖房と、リビングルームなど2～3部屋の冷房、そして、給湯やおふろへの湯はりまで、1つのシステムで対応する。冷房のために別途エアコンを導入する必要がなく、ヒートポンプユニットが1つで済むため、設置の制約も少ないシステムになる。また、各電力会社の時間帯別料金プランとガス料金より、外気温や送水温度に応じて最もランニングコストメリットが出るよう、ヒートポンプとガス給湯暖房熱源機を最適に制御し運転することで、灯油システムに比べて年間約33,600円、オール電化に比べて年間約78,200円光熱費を削減できる*2。
 

*1 試算条件: ○平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅) 国立研究開発法人建築研究所(協力：国土交通省国土技術政策総合研究所) エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版) 電気一次エネルギー：第二章単位住戸の一次エネルギー消費量暖房負荷：第三章暖冷房負荷と外皮性能においてUa値0.46W/㎡K、面積140㎡で計算○各機種の冷暖房一次エネルギー消費量：暖房外気温2℃、冷房外気温35℃時の各機種のCOPより算出（ガス暖房87％、灯油暖房83％）
*2 試算条件（本試算は標準的な家庭をモデルとしており、実際のエネルギーコストはライフスタイルや建築条件などにより変動する）: ○2 地域：札幌（改正省エネ基準による地域区分）○暖房面積：120m2 ○暖房使用期間：11 月～4 月○パネルヒータ：24 時間継続○家族人数：4 人○照明などの電気使用量：2,318kWh 暖房：温水セントラルヒーティング【ハイブリッド】給湯・暖房：ハイブリッド冷暖房・給湯システム、厨房：ガスコンロ【オール電化】給湯：エコキュート、暖房：HP 暖房、厨房：IH クッキングヒーター【灯油】給湯：灯油給湯器、暖房：灯油セントラル、厨房：ガスコンロ○電気料金（平成 29 年 2 月北海道電力料金）：【ハイブリッド】e タイム 3 プラス【オール電化】e タイム 3 プラス【灯油】従量料金 B ○ガス基本料金：2,090 円（税込）○ガス料金（LP ガス）：261.8 円/m3、（灯油でガスコンロを使用する場合）：830 円/m3 ○灯油料金：85 円/L ○再生可能エネルギー賦課金：3.3円/kWh