昭和電工 電子材料用高純度ガスの価格を現行価格の20%以上引き上げ
2022年1月1日以降納入分より適用
昭和電工は、半導体等の電子材料用に使用される高純度ガス全般の販売価格を2022年1月1日納入分より、現行価格の20%以上引き上げる。
電子材料用高純度ガスは、半導体・ディスプレイ・窒化ガリウム系LED等の製造において、基板の上を覆う薄い膜に微細な溝や孔を刻みつけて電子回路等を作るためのガス(エッチングガス)や、製造設備内に付着する不要な化学物質を取り除くためのガス(クリーニングガス)として使われる。
旺盛な半導体需要を背景に、電子材料用高純度ガスの需要も引き続き拡大しているが、一方で輸送コストの大幅な上昇に加え、原燃料および副資材等の価格の高騰などにより製造コストは増加しており、今後も製品の安定生産と安定供給を継続するため、価格改定を行うとしている。