エア・ウォーター北海道、(株)ホクエイの株式取得し子会社化
優れた金属加工技術を持つエネルギー・住宅関連設備メーカーをグループ化
エア・ウォーターのグループ会社であるエア・ウォーター北海道は、LPガス容器収納庫や灯油ホームタンクなどのエネルギー関連製品・住宅関連設備製品を製造・販売する株式会社ホクエイ(本社:札幌市東区、代表取締役社長:佐々木 隆二、以下、ホクエイ)の株式を2022年2月25日付で取得し、同社を子会社化した。
エア・ウォーター北海道は、LPガス・灯油販売を中核に、電力小売りや住宅リフォーム事業など、地域に密着した生活ソリューションビジネスを展開するほか、酸素、窒素、アルゴンをはじめとする各種産業ガスや産業ガスの特性を活かしたガスアプリケーション機器の製造販売など、長年の事業運営で培った技術を活かし、幅広い事業を手掛けている。
ホクエイは、LPガスの容器収納庫や住宅の屋外に設置する灯油ホームタンクなどエネルギー関連製品の製造・販売を行う。優れた金属加工技術と設計から加工まで自社で完結できる生産体制を有しており、建設・住宅・環境分野における金属加工製品などのOEM(他社ブランドの製品製造)も手掛ける道内有数のものづくり企業となる。特に、LPガス容器収納庫は全国で約70%、灯油ホームタンクは全国で約30%のシェアを有する。
今回、エア・ウォーター北海道は、ホクエイを子会社化することで、特長あるエネルギー・住宅関連設備のラインアップを充実化し、生活ソリューション事業の強化を図るとともに、エア・ウォーターグループが展開する様々な事業分野でホクエイの金属技術を活かした新製品を共同開発するなど、新たな取り組みを進める。
特に、オーダーメイドでの車両架装を手掛ける北海道車体㈱、ガスエンジニアリング分野での高度な溶接・真空断熱技術を得意とするエア・ウォーター・テクノソリューションズ㈱、カスケードガレージを製造する㈱日江金属やビートハーベスターで高いシェアを誇る日農機製工㈱など、道内グループ各社と連携することで、双方の強みを活かしたシナジー効果を追求し、北海道におけるエア・ウォーターグループのものづくり分野を強化する。
株式取得の概要
- 株式取得日:2022年2月25日
- 株式取得の割合:発行済株式総数の100%(※エア・ウォーター北海道㈱が99%、北海道車体㈱が1%を取得。両社はエア・ウォーター㈱の子会社)
株式会社ホクエイの会社概要
- 本社所在地:北海道札幌市東区北丘珠2条3丁目2-30
- 創業・設立:1951年創業 2018年12月設立
- 代表者:佐々木 隆二
- 資本金:100 百万円
- 売上高:54億円(2020年12月期)
- 従業員数:139名(グループ全体230名)
- 子会社:大栄工業㈱、㈱ノースプラン、㈱イシカリ、㈱ヒルコ、㈱ヒルココリア(韓国)
エア・ウォーター北海道株式会社の会社概要
- 本社所在地: 北海道札幌市中央区北3条西3丁目1番地
- 設立:1978年7月1日
- 代表者:北川 裕二
- 資本金:20億円
- 売上高:572億円(2021年3月期)
- 従業員数:726名
- 事業内容:北海道を事業エリアに産業関連事業、医療関連事業、エネルギー関連事業等を展開