アイ・エム・アイと東大発ベンチャーのACCELStarsが、睡眠検診サービスと解析支援AIの共同開発開始

世界最高レベルの睡眠測定技術を持つアルゴリズムと睡眠評価装置を活用

 株式会社ACCELStars(アクセルスターズ)(本社:福岡県久留米市、代表取締役社長:宮原禎、「以下、ACCELStars」 )とアイ・エム・アイ株式会社(本社:埼玉県越谷市、代表取締役社長:網田英邦、「以下、IMI」)は、それぞれが提供する世界最高レベル[別紙]の睡眠測定技術を有したアルゴリズムと睡眠評価装置を活用し、睡眠障害の早期発見を目指した睡眠検診サービスを共同開発・提供することに関して、共同研究を開始する。

 睡眠障害の1つの例として、睡眠時無呼吸症候群(以下、SAS)の潜在患者数は、現在日本に600万人以上いるとも言われている。通常、SASの検査および診断においては、病院に入院をした上での終夜ポリソムノグラフィー装置(PSG)が利用され、最も精度の高い検査および診断として知られている。

 睡眠が健康に与える影響を考慮すると、600万人にも及ぶとされるSASの潜在患者のスクリーニングは重要と考えられ、IMIとACCELStarsは、より簡便な睡眠検診サービスを開発し、提供することにより、SAS潜在患者の早期の発見をはじめとして睡眠障害の早期発見により、睡眠医療全体の活性化に貢献する。

SASスクリーニング
 SAS潜在層に良質で安価な睡眠検診サービス(SASスクリーニング)を開発・提供することで、疾患の早期発見を促し、フルPSGによる精密検査・確定診断に繋げることができる

 さらに、ACCELStarsとIMIは睡眠検診におけるサービス及び解析を支援するAIの共同開発に向け、各医療機関の協力を得て共同研究を進める。睡眠医療全体の活性化のみならず、解析支援AIにより、負担が高まる医療従事者に対して、作業効率を高めたサービスを提供することにより、業務負担を軽減し、医療従事者への貢献を目指す。

ACCELStars 概要

会社名株式会社ACCELStars
代表者宮原 禎
本社福岡県久留米市百年公園1番1号
東京オフィス東京都文京区本郷7-3-1 東京大学アントレプレナープラザ205
URLhttps://www.accelstars.com/

 ACCELStarsは、「睡眠を解明し、新たな治療を創造する」というビジョンのもと、2020年8月に東京大学医学部教授の上田泰己が設立。統合失調症、うつ病、双極性障害、パーキンソン病、認知症、ADHDなど精神疾患・神経変性疾患・発達障害は、睡眠障害を併発する疾患であり、これらの疾患の治療サポートサービスの提供を行う。日本国内のみならず世界的に睡眠への関心が高いにもかかわらず、現在提供されている睡眠測定サービスは、医療へ活用するには睡眠と覚醒の検知精度が低いという課題がある。創業者兼取締役CTOの上田氏を中心に開発した世界最高精度[別紙]の睡眠測定技術を活用したウェアラブルデバイスを、医療業界を中心に提供する。

IMI 概要

会社名アイ・エム・アイ株式会社
代表者網田 英邦
本社埼玉県越谷市流通団地三丁目3番12号
URLhttps://www.imimed.co.jp/

 アイ・エム・アイ株式会社は、医療機器輸入販売商社として1974年に設立された。人工呼吸器を中心に、救急・集中治療領域で使用される治療機器の輸入販売に40年以上の実績を持つ。2020年10月、睡眠検査装置の製造販売を行うパシフィックメディコ社との統合により、急性期医療から在宅医療や睡眠検査まで幅広い領域における商品・サービスの拡充を実現した。日本における高齢化の進展と国民医療費の増大は、社会システムとしての医療体制において大きな課題となっており、課題解決型高付加価値サービスの提供により、在宅・睡眠領域においても次世代サービスプラットフォーム企業を目指す。