エア・ウォーター、産業・医療ガスの価格改定

2022年7月15日出荷分から、10~30%以上の値上げ

 エア・ウォーターは、2022年7月15日出荷分から、エアセパレートガス(酸素、窒素、アルゴン、エルナックス)、炭酸ガス、ドライアイス、ヘリウムガス、レアガス、水素ガス、アセチレンガス、標準ガス、レーザーガス、ダイサイド、亜酸化窒素等の産業・医療ガスの価格を値上げする。値上げ幅は現行価格に対して10~30%以上。

 エア・ウォーターは、原油・石炭・天然ガス等、エネルギーコストの急激な市況高騰等に伴う電気料金の上昇や、製造設備の維持管理に必要となる各種部材費の上昇に加え、輸送に係る軽油価格等も高騰していることを受け、各種産業・医療ガスの製造・輸送コストの上昇について、顧客に当該コストの一部負担について理解を求めてきた。

 エネルギーコストの上昇が継続していることに加え、足元では円安が急激に進行していることなどによって、各種産業・医療ガスの製造・輸送コストの上昇が継続している。

 同社では、製造・物流等の合理化を進めコストダウンに努めてきたが、外部環境の変動によるコストの上昇を吸収することは困難であり、安定供給を継続するためにも、改めて価格改定を行うとしている。