帝人 2024年3月期第2四半期連結決算
携帯型の酸素濃縮装置新機種「ハイサンソポータブルαⅢ」を上市
帝人の2024年3月期第2四半期連結決算は、売上高5065億0400万円(前年同期比0.8%減)、営業利益99億5100万円(同30.1%減)、経常利益100億2800万円(同49.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億4100万円の損失(前年同期は75億7500万円の純利益)だった。
直近公表の通期連結業績予想を修正し、売上高1兆0300億円(前年同期比1.1%増、前回予想比200億円減)、営業利益350億円(同172.1%増、同変更なし)、経常利益310億円(同240.7%増、同変更なし)、親会社株主に帰属する純利益130億円(前年同期は177億円の損失、同変更なし)とした。年間配当金予想に変更はない。
第2四半期連結決算のヘルスケアセグメント売上高は707億円(前年同期比9.3%減)、営業利益82億円(同46.4%減)。在宅医療では、在宅酸素療法(HOT)はCOVID-19によるHOT導入は減少したが、市場は横ばい状態の中、レンタル台数は前年同期並みの高い水準を維持した。CPAPは検査数が回復基調、レンタル台数の増加が継続した。2023年7月、携帯型の酸素濃縮装置新機種として「ハイサンソポータブルαⅢ」を上市した。
2月に公表した収益性改善に向けた改革として、CPAPと糖尿病治療剤との複合プロモーションを推進しており、CPAP関連医療機関での糖尿病治療剤採用拡充、糖尿病関連医療機関でのCPAP採用拡充の取り組み強化を計画通り実行している。