岩谷産業「令和6年能登半島地震」で被災地支援

救援物資の出荷、マルヰガス災害救援隊の出動、「デリバリーステーション」による炊き出し

 岩谷産業は、2024年1月1日に発生した「令和 6 年能登半島地震」による被害状況や被災地支援について、2024年1月9日の第1報に続き、以下のとおり第2報を公表した。

被害状況

 第1報において容器転倒や一部充填設備に被害が見られ、安全確認と二次災害被害防止のために稼働を停止した輪島 LPG センターは、設備からのガス漏れ・漏電がないことを確認しているが、停電中のため稼働は停止中。

救援物資を被災地へ出荷

 被災地からの要請を受け、次の救援物資を出荷した。当救援物資の出荷に際しては、「サウジアラムコ-岩谷産業 緊急災害時 LP ガス支援基金」も活用します。この基金は、岩谷産業とサウジアラビアの総合エネルギー・化学企業サウジアラムコが、2009年に設立したもので、大規模な自然災害の被災地に支援物資としてカセットこんろ・ボンベなどを無償提供する。東日本大震災など、これまで計 8 回発動している。

  1. カセットこんろ
  2. カセットボンベ
  3. 富士の湧水(ウォーターサーバー用、常備水用、ペットボトル)
  4. カセットストーブ
  5. アイラップ(岩谷マテリアル製「耐冷・耐熱ポリ袋」)
救援物資を被災地へ出荷

マルヰガス災害救援隊の出動について

 被災地の LP ガスを速やかに復旧させることを目的に、マルヰガス災害救援隊を出動させ、被災地の LP ガス供給設備点検を進めている。マルヰガス災害救援隊は 1995年の阪神・淡路大震災を契機に全国の地域ごとに組織された岩谷産業の LP ガス販売店による災害復旧部隊。災害時に出動し LP ガスを速やかに復旧させることを目的とする。登録隊員数は約 3,600 名、これまで 31事例に対して出動。

マルヰガス災害救援隊の出動
  • 第 1 陣: 1 月 12 日(金)~14 日(日)(10 組 20 名にて活動、中部・近畿から出動)
  • 第 2 陣: 1 月 16 日(火)~18 日(木)(8 組 16 名にて活動、関東・中部・近畿から出動)
  • 第 3 陣: 1 月 19 日(金)~22 日(月)(10 組 20 名にて活動、中部・近畿から出動)
  • 第 4 陣: 1 月 23 日(火)~25 日(木)(予定)(9 組 18 名にて活動、関東・中国・中部から出動)

その他の被災地支援

「デリバリーステーション」による輪島市内の避難所での炊き出し

 被災地の岩谷産業 LP ガス販売店とも連携して、自社製品「デリバリーステーション」を用いて、輪島市内の避難所にて炊き出しを行い、近隣住民も含め、豚汁(約 300 食)を提供した。

  • 実施日: 2024 年 1 月 20 日(土)12:00~13:30
  • 場所: 輪島市ふれあい健康センター

 デリバリーステーションは、イベントやアウトドア、災害時の調理器具としても活用できる、イワタニオリジナルの大容量炊き出しセット。大容量の炊飯器や調理鍋、強火こんろがセットで、今回は 2 台の炊き出しステーションを持ち込み約 300人分の調理を行った。