大陽日酸北海道、各種高圧ガスを値上げ
2024年4月出荷分から
大陽日酸北海道は2024年4月出荷分から、各種高圧ガスの価格改定を行う。対象は、ローリーの酸素・窒素・炭酸が現行価格+10%以上の値上げ、シリンダーガス全般が現行価格+10%以上の値上げとなる。
2024年4月1日よりトラックドライバーの労働時間の上限に規制が入ることにより労働力減少による人員確保、賃金の上昇など「2024年問題」を控えた物流事業者を取り巻く外部環境は、これまで以上に厳しさが増している。特に危険かつ重量物を扱うガス配送のドライバーは他の運送業界と比べても担い手が少なく、人材確保に向けた労働環境改善の必要性はより顕著となっている。更に、昨今の物価高騰を受け、シリンダー・LGC容器や容器附属品等の諸資材コストも上昇している。
大陽日酸北海道では、配送計画や物流ルートの最適化を継続的に図っているが、企業努力だけでは現在の価格水準を維持することは困難な状況となったとし、今後の安全・安定供給を第一優先に考え、価格改定を行うとしている。