シンガポール岩谷が新たにガス供給拠点を開設

ヘリウムや半導体材料ガス、エアセパレートガスの供給拠点を集約

 岩谷産業の連結子会社であるシンガポール岩谷会社(本社:シンガポール、古沢茂樹 社長、以下シンガポール岩谷)は、シンガポールに新たなガス供給拠点を開設した。

シンガポール岩谷 新ガスセンター
シンガポール岩谷の新ガスセンター

 岩谷産業は、1974 年にシンガポール岩谷を設立して以来、東南アジアの中核会社として半導体などのハイテク産業をユーザーとし産業ガスの製造・販売を行っている。近年、東南アジアにおけるハイテク産業では様々な用途で産業ガスが利用されており、需要の増加が見込まれる。特にシンガポール政府は半導体関連企業のシンガポールへの投資を支援しており、ヘリウムや特殊ガスの需要は大きく伸長する。

 このため、従来マレーシアやシンガポールで運営していたヘリウムや半導体材料ガス、エアセパレートガスなどの供給拠点を集約し、ガス充填、貯蔵能力を拡充したガスセンターを新たに開設した。同時に顧客へのタイムリーな配送体制を構築することで増加する需要に対応する。

 岩谷産業では、シンガポールの政府機関である経済開発庁と密接に協力し、地域社会への貢献と産業の発展を目指すとともに、引き続きシンガポールおよび東南アジアにおける産業ガス事業の拡大を進めるとしている。