エア・ウォーターが一般社団法人フュージョンエネルギー産業協議会に入会

核融合発電の実用化に向けた技術開発を推進

 エア・ウォーターは、一般社団法人フュージョンエネルギー産業協議会(以下、J-Fusion)に正会員として入会した。J-Fusionは、内閣府の科学技術・イノベーション推進事務局が、次世代エネルギーと位置付けられるフュージョンエネルギー発電(核融合発電)の実用化に向けた技術開発を推進する国家戦略を策定したことを受け、2024年3月29日に設立された。民間企業をはじめ、大学や研究所、公的機関や国の組織などにより構成されている。

 フュージョンエネルギーとは、軽い原子核同士(重水素、三重水素)が融合して別の原子核(ヘリウム)に変わる際に放出されるエネルギーで、発生させるには強磁場、高電圧、真空、高圧力等の多様な技術が集合した技術群を必要とする。我が国は、その基盤となるものづくり産業や学術基盤を有しており、フュージョンエネルギーの産業化に向けた取り組みが期待されている。

 エア・ウォーターでは、今回の参画により、産業ガス事業で培った技術力や多様な事業領域を活かして、フュージョンエネルギー産業の創出に貢献するとしている。

一般社団法人フュージョンエネルギー産業協議会J-Fusion)ウェブサイト
https://jfusion.jp