エア・ウォーターと北海道大学が連携協定、協働教育研究支援(給付型奨学金)プログラムを実施
持続可能な発展やWell-beingの実現に貢献
国立大学法人北海道大学とエア・ウォーターは、2024年12月6日(金)に包括的な産学連携協定を締結した。協定では、両者の共創により、グローバル社会や地域社会で活躍できる人材を育成するとともに、地域と世界の将来を見据えた課題解決を推進することで、持続可能な発展やWell-beingの実現に貢献することを目的とする。
連携協定の概要
- 目的
- 北海道大学とエア・ウォーターの共創により、グローバル社会や地域社会で活躍できる人材を育成するとともに、地域と世界の将来を見据えた課題解決を推進することで、持続可能な発展やWell-beingの実現に貢献する。
- 協力事項
- 教育、研究、社会の発展・向上に関して相互支援すること
- 北海道大学の人材育成・キャリア形成に資するエア・ウォーターの支援に関すること
- 北海道大学の学生・教職員の教育・研究・社会貢献等のために行うエア・ウォーターが提供するサービスに関すること
- 北海道大学の学生・教職員の研究成果・活動をエア・ウォーターの業務に生かすこと、など
協働教育研究支援プログラムの概要
- 目的
- 北海道大学の大学院修士課程に在学する学生に対する経済的支援を通じて、優秀な人材を育成し、教育の質、研究の向上を図るとともに、我が国及び世界の発展に資することを目的とする。
- 支援内容
- 給付型奨学金:修士学生:年間120万円(標準修業年限の2年間合計240万円)×3名
- 研究費寄附:研究室:年間25万円(2年間合計50万円)×3研究室 ※5年間で合計15名に対し4,350万円([奨学金240万円+研究費50万円]×15名)を支援
- 応募対象・要件
- 対象理系大学院(環境科学院、農学院、工学院、理学院、国際食資源学院)の修士課程に次年度進学予定の学生を応募対象とし、年間3名を上限に支援を行う。
- 対象研究は以下の分野とするが、いずれも研究成果の社会実装や社会貢献を念頭に置くものとする。
「農業・食糧」分野(鮮度保持、土壌改良、スマート農業など)
「エネルギー」分野(バイオガス化、CO2回収、発電など)
参考
国立大学法人北海道大学の概要
- 創設: 1876年
- 代表者: 総長 寳金 清博
- 役職員数: 3,937人(2024年5月1日現在)
- 学生数: 18,056人(2024年5月1日現在)
北海道大学は1876年に日本で最初期の学位授与機関(大学)として設立された札幌農学校を起源とする。札幌農学校の創設者の一人、ウィリアム・スミス・クラーク博士が残した「Be ambitious!(大志を抱け)」をモットーに、教育・研究の面から数々の人材を輩出。2026年に創基150周年を迎える北海道大学は、企業や地域との連携を格段に強化し、協働による社会的インパクトやイノベーションを生み出す知の拠点として、卓越した人材を輩出するため、大学院教育改革を推し進め、今後も充実した教育研究環境の構築に取り組む。
エア・ウォーター株式会社の概要
- 設立: 1929年
- 代表者: 代表取締役会長・CEO 豊田 喜久夫
- 本社: 大阪市中央区南船場2丁目12番8号
- 売上収益: 1兆245億円(連結、2024年3月期)
- 従業員数: 20,348人(連結、2024年3月31日現在)
エア・ウォーターは1929年に札幌で創業し、産業ガス・医療用ガスの供給から、エネルギー、農業・食品、物流などへ事業領域を広げながら、北海道の産業や人々の暮らしを支える様々な事業を展開してきた。このほど、札幌市中央区に建設を進めていたオープンイノベーション拠点『エア・ウォーターの森』が完成し、北海道の知を集結し、北海道の強みを活かした新しい事業を創出する。同施設はコワーキングスペースやラボを備え、北海道大学をはじめとした大学や企業、自治体、スタートアップと連携しながら「エネルギー・環境」「農業と食」を中心とした地域の社会課題解決に取り組む。