エア・ウォーター・グリーンデザイン、炭酸ガス製品の値上げ

2025年1月1日出荷分から、液化炭酸ガスとドライアイス価格を20~30%以上の改定

 エア・ウォーター・グリーンデザインは2025年1月1日出荷分から、液化炭酸ガスとドライアイスの炭酸ガス製品について、現行価格に対し20~30%の値上げを行う。

 同社は主に化学コンビナート内の石油精製やアンモニア製造プロセス等で発生する二酸化炭素(炭酸ガス)を原料として液化炭酸ガス及びドライアイスを製造する。カーボンニュートラルへの対応や世界的な需給変動により、こうした製造拠点の統廃合や稼働率の低下が進行し、原料調達が極めて不安定な状況が続いている。

 エア・ウォーター・グリーンデザインでは製造拠点の新設を検討するだけではなく、既存拠点における原料炭酸ガスの増量対応、さらに海外からの調達を行っているが、これに伴う製造・調達・輸送コストが大幅に増加、外部環境の変化に対応する供給コスト上昇要因を自助努力で吸収することは困難であり、価格改定を実施するとしている。