大陽日酸、静岡酸素の株式一部を東海溶材へ譲渡
静岡酸素は東海溶材の子会社へ、リソース相互活用のシナジー効果で利益拡大目指す
大陽日酸は、連結子会社で特約店組織の大陽日酸メジャークラブ中部パートナー会およびメディカル会会員の静岡酸素株式会社(白鳥重夫 代表取締役社長)の出資株式の一部を、同じくメジャークラブ中部パートナー会会員の東海溶材株式会社(松下勝実 代表取締役社長)に譲渡し、静岡酸素の経営権を東海溶材に移譲することで合意した。
2025年9月末をもって大陽日酸が所有する静岡酸素株式 87%のうち 54%を東海溶材に株式譲渡し、以後、静岡酸素は東海溶材の子会社となる。また、大陽日酸としては持分法適用会社となる静岡酸素の支援を継続して行う。なお、静岡酸素は10月以降も社名や拠点などの変更なく、現状のまま法人として事業活動を継続する。
大陽日酸によれば、静岡酸素はこれまで静岡県下で堅実な経営を行ってきた一方で、全国的にガスおよび溶材の需要が拡大しないなか、近年においては業績も伸び悩んでいた。こうした中、本件譲渡について以前より静岡酸素の出資会社である東海溶材と協議を重ねた結果、静岡地区でのリソース相互活用を通じたシナジー効果により利益拡大を目指すことが、関係各社の企業価値向上に資するものと判断した。
経営権譲渡後の静岡酸素の概要
- 社名: 静岡酸素株式会社(変更なし)
- 本社: 静岡県静岡市駿河区曲金 5 丁目 16-6(変更なし)
- 代表: 代表取締役社長:白鳥重夫、代表取締役専務:川邊卓也(変更なし)
- 株主: 東海溶材 67%、大陽日酸 33%