資生堂プレステージ化粧品包装資材に岩谷産業が販売するバイオマスPP樹脂を採用
世界唯一、石油由来の原料と分離して保管・管理された廃食油のバイオマス原料を使用
岩谷産業が販売するバイオマスPP樹脂が、資生堂のプレステージ化粧品「クレ・ド・ポー ボーテ」一部製品の包装資材に採用されることが決定した。本化粧品は、2025 年より順次生産され、一般販売が開始された。このバイオマスPP樹脂は、Lyondellbasell 社(以下、ライオンデルバゼル社)がドイツで製造し、「CirculenRenew(サーキュレンリニュー)」というブランド名で世界中に展開されている。

バイオマスPP樹脂である「サーキュレンリニュー」は、世界で唯一、石油由来の原料と分離して保管・管理された廃食油などのバイオマス原料が使用され、バイオマス樹脂製品のサプライチェーン管理がなされたものになる。また、バイオマス由来のPP樹脂であるため、CO₂排出量の削減に貢献し、カーボンフットプリントの低減にもつながる。
岩谷産業は、循環型社会の実現に貢献する取り組みの一環として、バイオプラスチック製品の取り扱い拡大を進めており、今後ともライオンデルバゼル社との連携のもと、日本市場におけるバイオマスPP樹脂の普及拡大によって、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。