大丸エナウィン 2026年3月期第2四半期連結決算

在宅医療機器レンタルと産業ガス・機材部門の販売が対前年比で増加

 大丸エナウィンの2026年3月期第2四半期連結決算は、売上高149億5000万円(前年同期比0.7%増)、営業利益3億5600万円(同3.6%増)、経常利益4億0200万円(同2.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益2億1400万円(同15.2%減)だった。通期の連結業績予想と年間配当予想に変更はない。
 医療・産業ガス事業において、在宅医療機器のレンタルや販売が増加し、産業ガス・機材部門の販売が増加したこと等により増収となった。損益面では、売上高の増加に伴い、売上総利益は、49億1200万円と前年同期と比べ1億7800万円(3.8%)の増益。販管費は、45億5500万円と前年同期と比べ1億6500万円(3.8%)の増加となった。親会社株主に帰属する中間純利益は、特別利益が減少したこと等により、前年同期と比べ3800万円(15.2%)の減益だった。

セグメント別概況

リビング事業

 LPガスの出荷量が前年同期と比べ減少し、またLPガスの仕入価格に連動する販売単価が下落したこと等により、売上高は、99億0700万円と前年同期と比べ3億4400万円(3.4%)の減収。売上高の減少に伴い売上総利益は微減となったものの、販管費が減少したため、セグメント利益(営業利益)は、8000万円と前年同期と比べ3400万円(76.0%)の増益。

アクア事業

 「知床らうす海洋深層水純水ブレンド」(エフィールウォーター)及びスーパーバナジウム富士の販売本数が増加したこと等により、売上高は、6億5900万円と前年同期と比べ2200万円(3.5%)の増収。売上高の増加に伴い売上総利益も増加したものの、販管費が増加したため、セグメント利益(営業利益)は、4500万円と前年同期と比べ500万円(11.4%)の減益。

医療・産業ガス事業

 在宅医療機器のレンタルや販売が増加し、また産業ガス・機材部門の販売が増加したこと等により、売上高は、43億8200万円と前年同期と比べ4億3300万円(11.0%)の増収。セグメント売上高の内訳は、在宅医療が売上高23億3272万円(前年同期比21.9%増)、医療ガスの売上高8億1997万円(同5.2%減)、産業ガス・機材の売上高12億3548万円(同5.6%増)だった。売上高の増加に伴い売上総利益も増加したものの、販管費が増加したため、セグメント利益(営業利益)は、2億3000万円と前年同期と比べ1600万円(6.7%)の減益。