日本エア・リキード、2026年1月出荷分から各種産業ガスと医療ガスの値上げ

対象は酸素・窒素・アルゴン(ローリー製品)と一般産業ガス・医療ガス・混合ガス(シリンダー、LGC)

 日本エア・リキードは2026年1月1日出荷分から、各種産業ガス及び医療ガスの販売価格を改定する。対象製品は、①酸素・窒素・アルゴン(ローリー製品)と、②一般産業ガス・医療ガス・混合ガス(シリンダー、LGC)。
 ここ数年にわたる国際情勢の不安定化によりエネルギーコストや電気料金は依然として不安定な状況が続き、近年の物価上昇に伴う安定的な製造および物流体制を維持するための労務費が著しく増加。さらに、2024年4月の働き方改革関連法施行による規制強化への対応に伴い、物流コストが一段と高騰している。これに加え、原材料・機材価格の高騰に伴い、製造に関わるプラントの維持管理・メンテナンスコスト、輸送に関わる車両の維持管理コストも大幅に増加したとしている。
 日本エア・リキードでは継続的に、製造・物流等の合理化を進めコストダウンに努めてきたが、外部環境の変動によるコストの上昇は、企業努力だけで吸収できる範囲を大きく超えている状況となっており、改めて価格改定を実施する。