岩谷産業、豪州でミネラルサンド事業会社の Coburn ResourcesPty Ltd(コバーン社)を買収

3鉱区供給体制で供給能力を2倍以上に増強

 岩谷産業は2025年12月15日、オーストラリアでミネラルサンド(チタン鉱石・ジルコン)事業を行う Coburn Resources
Pty Ltd(以下、コバーン社)を買収した。コバーン社は2013年7月に設立され、ミネラルサンド鉱山の開発・運営を事業内容としている。
 岩谷産業の100%子会社である Iwatani Australia Pty Ltd(以下、岩谷オーストラリア会社)は、西オーストラリア州で重要鉱物資源事業を展開しており、主力のミネラルサンド(チタン鉱石・ジルコン)鉱山運営では、現在、ヤリヤラップ鉱区とキースブルック鉱区の 2 鉱区体制で採掘操業を行っている。
 今回のコバーン社の取得により、新たにコバーン鉱区を確保し、岩谷オーストラリア会社は3鉱区供給体制となり、供給能力をこれまでの2倍以上に増強。岩谷オーストラリア会社の長年にわたるミネラルサンド鉱山運営実績と操業ノウハウを生かし、事業基盤および安定供給体制を一層強化する。

 岩谷産業では、今後もオーストラリアや欧州などでミネラルサンドやレアアースなどの重要鉱物の権益確保に向けた取り組みを加速し、グローバル規模での調達の多角化により安定供給体制を一層強化するとともに、持続可能な重要鉱物サプライチェーンの構築に取り組む。