レゾナックHD 2025年12月期通期連結決算(IFRS)

半導体・電子材料セグメントのコア営業利益、過去最高

 レゾナック・ホールディングスの2025年12月期通期連結決算は、売上収益1兆3471億2500万円(前年同期比3.2%減)、コア営業利益1091億4500万円(同18.4%増)、営業利益466億7600万円(同47.6%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益290億3100万円(同60.5%減)だった。
 半導体・電子材料セグメントは販売数量増により増収、その他の4セグメントでは減収となった。コア営業利益は、半導体・電子材料セグメントは増収に伴い増益、その他の4セグメントは減益。営業利益は、旧本社土地建物の固定資産売却益があった前期に対し、Fiamm Energy Technology S.p.A.などの複数事業譲渡の意思決定に伴う減損損失の計上等により、減益だった。

関連するセグメント別概況

【半導体・電子材料セグメント】

 半導体前工程材料は、NANDの需要の回復ペースが緩やかなことや、排ガス処理装置事業の事業譲渡の影響等で若干の減収となった。半導体後工程材料は、主にAI等の先端半導体向けの販売数量増加により増収。デバイスソリューションは、HDメディアはデータセンター向け需要が堅調に推移し増収、SiCエピタキシャルウェハーはEV市場の成長鈍化を受けて横ばい。売上収益は5063億3600万円(前年同期比13.7%増)、コア営業利益1083億6500万円(同47.0%増)。

【ケミカルセグメント】

 基礎化学品と産業ガスを含む化学品は、炭酸ガスの数量増加や一部製品の値上げにより増収増益。グラファイトは、黒鉛電極の市況低迷の影響を受け販売数量、販売価格ともに下落し減収、赤字拡大となった。売上収益は1743億5800万円(前年同期比14.0%減)、コア営業損失54億8400万円の赤字(前年同期は17億5100万円の黒字)。

次期の見通し

 次期2026年12月期の通期連結業績予想は、売上収益1兆3100億円(前年同期比2.8%減)、コア営業利益1400億円(同28.3%増)、営業利益1050億円(同125.0%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益770億円(同165.2%増)を見込む。半導体需要を背景にコア成長事業である半導体・電子材料への積極的な設備投資を続けるとともに、引き続き事業ポートフォリオ改革、諸施策を進める。年間配当金予想は期末配当金65円を維持。