東洋ガラス、国内初となる酸素燃焼方式による大型ガラス溶融窯を本格稼働
溶融窯1基あたりの温室効果ガス排出量を2割削減
東洋製罐グループホールディングスの連結子会社となる東洋ガラスは、2026年3月31日、東洋ガラス千葉工場(千葉県柏市)で、国内初※となる酸素燃焼方式を導入したガラスびん用大型ガラス溶融窯1基の稼働を開始した。空気の代わりに高濃度の酸素を用いる燃焼方式を導入することで、窒素を介さない燃焼が可能となり、ガラスへの伝熱効率が向上。これにより、従来の生産量を維持しながら、溶融窯1基あたりの温室効果ガス(GHG)排出量を従来比約2割削減する。
また、本方式の採用により、大量の蓄熱用レンガを用いる蓄熱室が不要となる。エネルギー効率の最適化による製造プロセスの「低炭素化」と、設備のスリム化による「省資源化」の両面から、環境負荷の低いものづくりを推進する。さらに、製品のライフサイクル全体での環境負荷低減を追求し、顧客の脱炭素経営に貢献する価値ある容器を供給する。
※生産能力が200t/日を超えるガラスびん用溶融窯における酸素燃焼方式の導入は国内初(2026年3月時点、東洋ガラス調べ)
ガラスびん産業は、溶融窯での高温燃焼に多くのエネルギーを必要とするため、GHGの排出が業界特有の課題となる。東洋ガラスは、事業活動と地球環境保全の両立を目指し、かねてより省エネルギー化やリサイクルの推進等に取り組んできた。今回の酸素燃焼方式の導入は、2024年5月に、省エネルギーと脱炭素社会の実現に資する最重要施策の1つとして始動し、約2年間の準備・工事期間を経て、稼働を開始した。


東洋ガラスでは「本取り組みが、ガラスびん産業の脱炭素化を牽引するモデルケースになることを期待し、今回の酸素燃焼方式の本格稼働を皮切りに、今後も最新技術の導入を推進し、多角的なアプローチで環境負荷の低減に努める」としている。
<関連情報>
「東洋ガラスが大型ガラス溶融窯に酸素燃焼方式を国内初導入-温室効果ガス排出量削減に寄与-」(2024年5月24日付プレスリリース)
https://www.tskg-hd.com/news/detail/20240524_newsrelease.html
東洋ガラスについて
東洋ガラスは、1888年にガラス容器メーカーとして誕生して以来、「ガラスの持つ可能性を見つめ、生活文化の向上に貢献する」という理念のもと、ガラスびんから各種ガラス関連製品を製造するメーカーへと成長。多様化するニーズへ的確に対応した製品を届けるため、素材開発からデザイン・技術・製造・販売の一体運営を推進する。ガラス製品ならではの安心感と清潔感、高級感などのさまざまなメリットを活かしながら、機能性はもちろん、デザイン性にも優れた製品開発に努め、超軽量びんの開発による物流合理化など、独創的な技術開発を続けている。
https://toyo-glass.co.jp



