エア・ウォーター、新中期経営計画『NEXT-2020 Ver.2』を策定 (2013 年度~2015 年度)

 エア・ウォーターは、2013 年度を初年度とする 3 カ年の中期経営計画『NEXT-2020 Ver.2』を策定した。

 『NEXT-2020 Ver.2』は、2010 年を初年度に 20 年までの 10 年間で売上 1 兆円を目指す長期成長ビジョン「2020 年度 1 兆円企業ビジョン」の第二ステップに位置づけられるもので、前中期経営計画『NEXT-2020 Ver.1』の後継計画となる。
 前中期経営計画『NEXT-2020 Ver.1』の 3 カ年(2010 年度ー2012 年度)において、エア・ウォーターグループは売上高で 27%、経常利益で 21%、当期純利益では 32%と業績を大きく伸ばし、当初の計画目標を超えた成長を遂げた。また、株主資本利益率(ROE)も 10%台を維持するなど、財務の健全性を保ちつつ、バランスのとれた成長を実現した。

 新中期経営計画『NEXT-2020 Ver.2』では、前中期経営計画の成果を踏まえながら、『「成長」と「改革」への挑戦』という新たなコンセプトのもと、「2020 年度 1 兆円企業ビジョン」の実現に向けて「全天候型経営」と「ねずみの集団経営」をさらに強力に進めるための具体的戦略を各事業分野で実行する。

【新中期経営計画「NEXT-2020 Ver.2」の基本方針】

 新中期経営計画「NEXT-2020 Ver.2」のキーワードを「『成長』と『改革』への挑戦」とし、次の基本方針と主要施策を策定した。

(基本方針1) シナジー追求による総合力の発揮・成長、進化の原動力
~オール・エア・ウォーターの商材でお客様との関係を広げ、深める。
(基本方針2) 人に関わる事業の拡大・成長分野への挑戦
~医療、福祉介護、農業、水など、人や暮らしに関わる事業分野を積極的に展開する。
(基本方針3) 構造改革の加速・基盤事業の再構築
~産業、ケミカル事業の構造改革でスリムで強靱な体質を実現、新事業の創出に努める。

【新中期経営計画「NEXT-2020 Ver.2」の実行施策】

 基本方針に基づいた実行施策として大きく3つを定めた。各施策の内容は次の通り。

1)中期経営計画「Ver.2」における成長のドライバー
①医療関連事業: 『病院向け総合事業で、質・量ともに No.1 企業に』
②農業・食品関連事業: 『革新的ビジネスモデルを開発、会社成長の柱に育成』
③エネルギー関連事業 : 『新商品開発と徹底した地域密着戦略の推進により成長軌道へ』

2)構造改革、次の中期経営計画「Ver.3」に向けた体質強化
①産業ガス関連事業: 『構造改革を加速、アジアに本格進出』
②ケミカル関連事業: 『構造改革を加速、新たな領域に向かって核となる事業を創出』

3)「Ver.3」への成長ドライバーとなる育成
①海外プロジェクト: 『産業ガス事業を核に、多角的な事業展開をめざす』
②発電事業: 『持てる経営資源を生かした発電事業の推進』
③新技術: 『事業に直結した研究開発で、1 兆円企業実現に向けた成長ドラバーを生み出す』

【事業ポートフォリオ戦略について】

 『NEXT-2020 Ver.1』の 3 カ年(2010 年度-2012 年度)における全社売上構成比率の変化を見ると、計画スタート時には「産業系ビジネス」が過半数を占めていたものが、3 年後には医療・農業・食品などの「非産業系ビジネス(人にかかわる事業)」が伸長したことで比率が逆転した。
 新中期経営計画『NEXT-2020 Ver.2』では、前項に挙げた各事業分野の施策を確実に進めることにより、最終年度 2015 年度には各事業が全て拡大しつつ「非産業系ビジネス」の構成が全体の約 60%を占める事業ポートフォリオに変えていくことで「全天候型経営」をさらに強化する。

【1 兆円企業をめざして】
 『NEXT-2020 Ver.2』の最終年度となる 2015 年度の業績目標は、売上高 7,000 億円、経常利益 420 億円。この数値は、2000 年のエア・ウォーター発足時から見れば、15 年間で約 3.2 倍の成長を遂げることになる。
 「1兆円企業ビジョン」の実現に向けて、エア・ウォーターグループはこれまで順調な成長を遂げてきており、今後もこの勢いを持続・強化し、大いなる目標の達成をめざす。