エア・ウォーター防災、ラドセーフテクニカルサービスの全株式譲受
エア・ウォーターグループの医療事業において、最先端手術室・ICUの開発・設計・施工を担うエア・ウォーター防災は、医療機関における放射線取扱い施設内の排水・排気システムのリーディングカンパニーのラドセーフテクニカルサービスの全株式を譲り受けることで合意した。同株式の譲受日は、2015年8月31日の予定。
エア・ウォーター防災は、これまで医療用ガス配管設備分野ならびに手術室・ICU 設備工事分野における専門性と独自技術を有する企業として数多くの実績を持ち、事業を通じて高度医療の発展に努めてきた。また、手術室や検査部門等に関連する事業として感染系排水、検査・透析系排水処理設備においても高い設計・施工技術を有し、手術室には欠かせない設備として注力している。
放射線取扱い施設での放射性排水や排気設備工事における豊富な実績と、放射線防護施設の設計・施工技術を有するラドセーフ社がエア・ウォーターグループに加わることにより、高度検査室工事はもとより、手術室においては手術室の施工から感染系排水設備工事、放射線・磁気シールド工事、さらに放射性排水排気設備工事まで、独自の技術とノウハウで安心の設備やサービスを提供することが可能となる。
また、両社の技術を融合することにより、CT など様々な検査から緊急手術まで一寝台で行える救急救命室「ハイブリッド ER」において、その設計段階から施工まで一貫した体制でトータルな提案ができる唯一の企業体となる。
エア・ウォーター防災は、エア・ウォーターグループが有する、医療用ガス、病院設備工事、医療サービス、医療機器、在宅医療の 5 本の事業の柱を有機的に活用し、高度医療の発展に寄与する。
【会社概要】
<エア・ウォーター防災株式会社>
(1)設立 1975年(2007年川重防災工業を完全子会社化)
(2)本社 神戸市西区高塚台 3-2-16
(3)代表 青田良一
(4)売上高 237億円(平成27年3月期)
(5)資本金 17億8百万円
(6)事業内容 医療ガス供給設備の設計・製造・施工・管理、呼吸器、消火設備等
(7)従業員数 326名
<ラドセーフテクニカルサービス株式会社>
(1)設立 1975年3月
(2)本社 東京都千代田区外神田 3-10-12
(3)代表 橋野邦夫
(4)売上高 12億円(平成26年10月期)
(5)資本金 10百万円
(6)事業内容 放射線防護施設の設計・施工、保守管理、並びに作業環境の測定業務
(7)従業員数 31名