エア・ウォーター、大山ハムの株式譲受け
エア・ウォーターは、2016年9月20日付けで、日清製粉グループ本社の連結子会社である、日清フーズ、オリエンタル酵母工業、日清アソシエイツが有する、大山ハムの株式全て(85.22%)を譲受ける。これによりエア・ウォーターの農業・食品事業の食品加工部門を強化する。
エア・ウォーターの農業・食品事業は、野菜生産から食品加工、飲料製造、青果小売まで独自のバリューチェーンを形成し特長あるビジネスモデルを推進している。食品加工の一翼を担う連結子会社の春雪さぶーるでは、北海道安平町、福島県白河市にハム・ソーセージ・デリカの製造工場を持ち、全国に展開する業務用食材ブランド「さぶーる」、北海道地域の小売ブランド「春雪しゅんせつ」、そして関東地域の小売ブランド「相模ハム」の3ブランドで高品質、高付加価値食材を中心に事業を全国展開する。
鳥取県米子市に工場を有し、製品開発力・営業機動力・西日本におけるブランド力を有する「大山ハム」をグループとすることは、製造ノウハウや販売ルートの共有、製品開発力の向上、製造拠点の適地立地、そして地域に根ざした高いブランド力を相互活用することが可能となり、開発・提案・製造・物流・販売面でより大きなシナジー効果の創出が期待できる。
今後も、エア・ウォーターのハム・ソーセージをはじめとする食品加工事業は、安心・安全・高品質をモットーに、製品開発・物流改革などを推進し、顧客へのサービス向上に努める。
【大山ハムの概要】
名称:大山ハム株式会社
所在地:鳥取県米子市夜見町 3018
代表者:代表取締役社長 増井 隆夫
事業内容:ハム、ベーコン、ソーセージなどの加工食品製造販売 他
資本金:99 百万円
設立:1954 年 10 月
株主構成:日清フーズ 11.36%、オリエンタル酵母 23.85%、日清アソシエイツ 50%
業績:売上高 11,661 百万円(2016 年 3 月期)