生体試料の温度履歴情報統合管理システム“CryoLibrary iMaster ®” 販売開始
大陽日酸は、幹細胞評価基盤技術研究組合の委託事業プロジェクトにおいて、生体試料の温度履歴情報統合管理システム「CryoLibrary iMaster®(クライオライブラリー アイマスター)」を開発、新製品として販売を開始した。
【CryoLibrary iMaster®(クライオライブラリー アイマスター)】
“CryoLibrary iMaster®(iMaster : integrating management system for temperature records)”では、培養増殖後の分注から凍結解凍までの、複数に及ぶ行程の個々の温度データをサーバーに集中して一括管理する。これにより、拠点間の輸送時のみならず、凍結処理の環境や解凍処理の環境、施設内の移動環境も記録管理することができる。本システムは、バーコードなどのデータキャリアと専用のPCソフトを用いて情報ネットワーク環境下で運用される。
【運用例(温度履歴シート)】
各工程の始めと終わりに、それぞれのサンプルのバーコードを読み取ることにより、サンプル毎の温度履歴が1枚のシートに統合して記録される。シートは OXPS 形式のデータ(書換え不可)で保存され、温度に関する品質保証、トレーサビリティーの担保に役立つ。