東北地方初の定置式水素ステーション「イワタニ水素ステーション 宮城仙台」を開所

 岩谷産業は、2017年3月22日、定置式水素ステーションとして東北地方初となる「イワタニ水素ステーション 宮城仙台」の開所式を行った。

 宮城県は首都圏と東北全域をつなぐ要所であることから、同水素ステーションは宮城県内の燃料電池自動車(FCV)ユーザーに加え、既に水素ステーションが営業しているエリアから、東北エリアへの移動時の充填拠点として多くのユーザーの利用が想定されている。
 また、同水素ステーションは、隣接する「セブン-イレブン仙台幸町4丁目店」に設置された純水素型燃料電池に、配管による水素供給を行う。これにより店舗での電力の一部も水素で賄われることになる。

 同水素ステーションは、宮城県の水素エネルギー社会実現に向けた積極的な取り組みを象徴するものとなる。岩谷産業は、今回のように、自治体あるいは地域の有力企業などと今後も共同で水素ステーション整備を進め、「線」としてつながり始めた水素ステーション網をさらに太くしてゆくことで、FCVの早期普及および利用者の利便性向上に貢献する。

「イワタニ水素ステーション 宮城仙台」の概要

名       称 : イワタニ水素ステーション 宮城仙台
所  在  地 : 宮城県仙台市宮城野区幸町4丁目8-10
敷地面積 : 約1,900m2
水素供給 : 液化水素オフサイト供給
供給能力 :

燃料電池自動車:300Nm3/h (1時間当たりFCV6台の満充填が可能)

充填圧力 :

82MPa (メガパスカル)

※1メガパスカル≒10気圧

設備構成 : 液化水素貯槽、ドイツ・Linde社製水素圧縮機、蓄圧設備、ディスペンサーなど

 

 

 

「イワタニ水素ステーション 宮城仙台」