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日本ヘリウム、神奈川県川崎市にヘリウム充填新工場竣工

 エア・ウォーターグループの日本ヘリウムは、神奈川県川崎市にヘリウムガスを充填する新工場を建設し、2018年5月22日、竣工した。

 日本ヘリウムは、1969年7月設立され、日本で最初の特殊断熱コンテナによる液化ヘリウムの長距離海上輸送に成功したパイオニア的なヘリウムメーカー。光ファイバーや半導体、液晶パネルの製造、医療用MRIに欠かせないヘリウムは、大気中に含まれる量が極めて少なく、米国をはじめ世界数カ所の天然ガス田からしか産出できない「希少な天然資源」となる。
 日本ヘリウムでは、コンテナで輸入した液体ヘリウムをデュワー(液体ヘリウム専用容器)に小分け充填、またはガス化したヘリウムをシリンダーなどへ小分け充填し、全国の産業・医療分野のユーザーへ安定供給しており、販売数量では、国内のヘリウム業界で第3位のポジションにある。また液体ヘリウムをMRIなどへ注入する際は、極低温をコントロールする高度な技術が求められる。

 新工場では、同社が独自に設計開発したガス回収システムを導入することで、従来のロスを大幅に削減し、製造量の増加を実現するとともに、液体ヘリウムの納期短縮などにより競争力のある製品を市場に供給できる体制が整った。また新工場の稼働に合わせて、新たにキセノンなどのレアガスを小分け充填する設備を導入し、高付加価値な製品を市場に供給していく。

【 新工場の概要】
名称:日本ヘリウム株式会社 センター工場
建設地:神奈川県川崎市川崎区塩浜3丁目10番1号
延床面積:約2,300m2(敷地面積:6,967m2 )
階数:地上2階建
生産品目:液体ヘリウム、圧縮ヘリウムガス、ヘリウム混合ガス、キセノンガス、クリプトンガス、ネオンガス
生産ライン:①液化ヘリウム充填ライン 5系統
      ②圧縮ヘリウムガス充填ライン ボンベ・カードル・トレーラー計18系統
      ③混合ガス充填ライン ボンベ・カードル各1系統
      ④レアガス(Ne、Xe、Kr)充填ライン ボンベ各1系統
投資規模:約11億円

【 日本ヘリウム株式会社の概要】
設立 : 1969年7月
本社 : 神奈川県川崎市川崎区塩浜3丁目10番1号(2018年4月、神奈川県横浜市鶴見区から移転)
資本金 : 45百万円
代表者 : 代表取締役社長 萩原 健(はぎわら けん)
売上高 : 約25億円(2018年3月期)
従業員数: 14名(2018年3月末現在)
株主 : エア・ウォーター株式会社75%、三井物産株式会社25%

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