エア・ウォーター、北海道胆振東部地震の影響

 2018年9月6日午前3時8分頃に発生した北海道胆振地方中東部を震源とする地震による現時点で判明しているエア・ウォーターグループの状況は、下記の通り。

1.人的被害について
グループ従業員の人的被害はない。

2.被害の状況と対応について

1)産業ガス関連
・道内の主要なガス製造拠点である室蘭工場、苫小牧工場、千歳工場のいずれも設備被害は発生していない。停電の影響によりガス製造を停止しているが、電力回復後、設備点検のうえ速やかな再稼働を見込んでいる。

2)医療関連
・在宅酸素療法を受けている患者ならびに病院向けの医療用酸素の供給を最優先に行っている。なお、医療用酸素の在庫は苫小牧工場において一定の備蓄があるが、今後の安定供給に万全を期すため、本州の各地区から酸素濃縮器や医療用酸素ボンベを災害地に向けて移送するなど、全社グループを挙げて対応を進めている。
・在宅酸素療法を受けている患者においては、停電により酸素濃縮器が作動していない恐れがあるため、携帯用の酸素ボンベの使用・保管状況等をグループ社員が順次確認し、緊急輸送等の支援を行っている。

3)エネルギー関連
・道内の各LPガス充填所においては、ガス供給に影響を与えるような設備被害はない。
・顧客に供給しているガス容器は地震の揺れを感知しメーターが自動遮断されている場合がある。グループ社員が安全点検を行ったうえで、順次ガス供給を再開している。

4)その他
・震源に近い下記のグループ施設については、停電の影響により生産を停止しているが、建物や製造設備への大きな被害は発生していない。
 春雪さぶーる早来工場(安平町)、エア・ウォーター農園(千歳市)、ゴールドパック恵庭工場(恵庭市)、トミイチ江別工場(江別市)