エア・ウォーター、手術室映像システム「RESTAR(リスター)」発売
エア・ウォーターは、手術をより安全に、より効率的に実施するための、手術室映像システム「RESTAR(リスター)」を企画・開発し、2019年2月28日(木)より販売を開始する。販売目標は5年間で累計200台、初年度30台を目指す。
エア・ウォーターの医療関連事業は、病院設備工事、医療用ガス供給、病院業務のアウトソーシング受託、設備機器のメンテナンス業務から、衛生材料、注射針の取り扱いや在宅医療に至るまで、多岐にわたる製品・サービスを提供している。また、病院の中核機能である手術室の設計・施工においては、手術室に関わる設備・機器を一括で提供できる「ワンストップ・ソリューション」を強みとし、国内トップクラスのシェアを有する。
近年、医療機関においては、手術の質や安全性向上の観点から、手術中に術野の映像や検査画像を活用するニーズが高まっている。こうした中、エア・ウォーターでは、『手術室内の映像コントロール』や『映像の自動録画』、『動画保存』、『リアルタイムライブ配信』といった映像の活用に加えて、院内の情報システムサーバー等と連携した『メッセージング機能』などを、一貫して構築できるオリジナルの手術室映像システムを企画・開発した。
今後、手術室の設計・施工に加え、最先端の治療をビジュアルテクノロジーで支えるための映像システムを提供することにより、入院、麻酔、手術、回復といった、患者の術中だけでなく前後の期間を含めた一連の期間である周術期分野における医療関連事業を拡大していく。
【製品の特長】
①ソフトウェアベースのシステム
従来の手術室映像システムで主流であった、ハードウェア中心のシステムではなく、ソフトウェア を中心としたシステム構成とし、様々な映像信号や4K や8K 等の新しい規格にも対応。
②ユーザーフレンドリーな操作画面
操作方法を一新し、スマートフォンの様にアイコンを中心とした使いやすい操作画面(GUI)により、直感的に利用できる操作性を実現。
③医療情報の連携活用
HIS(病院情報基幹システム)や各種部門システムと情報接続を行うために開発したGatewayを利用して、医療情報の連携を図る。
④手術オペレーションの自動化
手術室内のスタッフ業務の一部を『自動化』し、手術室の運営の効率化を実現。
【製品概要】
製品名:手術室映像システム「RESTAR(リスター)」
基本構成:リスターハードウェア、ソフトウェア、15インチタッチパネル
オプション:カメラコントロール、マルチ画面合成機能、患者情報連携Gateway、映像録画保存、
映像配信、院内自動メッセージング他