エア・ウォーター、シャープと鴻海の合弁会社「シャープライフサイエンス」を買収

 エア・ウォーターはシャープと台湾・鴻海精密工業グループの合弁会社、「シャープライフサイエンス」(本社:兵庫県神戸市中央区、林家慶代表取締役)を2019年3月までに買収したと、日刊工業新聞などが伝えた。

  報道によると「シャープライフサイエンス」は、シャープが2016年に鴻海精密工業グループの子会社となった後、2017年に医療関連機器など健康・医療分野の事業を分社化したもので、鴻海の販路を活用して海外展開を狙ったが想定した成長を続けることができなかったとしている。

 「シャープライフサイエンス」は、生活習慣病チェックのためのAGEsセンサや業務用消臭除菌水生成器、タンパク質分析装置、微生物センサなどのヘルスケア・メディカル用機器・分析用機器の開発、製造、販売を行う。

 エア・ウォーターは2019年3月29日付で、医療・ヘルスケア、農業・食品分野の研究、技術・製品開発を行う新会社「エア・ウォーター・バイオデザイン」を、今年5月に開館予定の「エア・ウォーター国際くらしの医療館・神戸(仮称)」(兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目3番1号)内に設立している。