エア・ウォーター、日本パイオニクス敷地内に平塚テクノロジーセンターを開設
エア・ウォーターは、グループ会社の日本パイオニクス株式会社(本社:神奈川県平塚市、代表取締役社長:荒川秩)の敷地内において既存建物の一部を改修し、エア・ウォーターが開発したガスアプリケーション機器のデモやサンプルテストに対応するテクノロジーセンターの設置を進め、10月25日、開所した。
エア・ウォーターは、産業ガスの様々な特性を利用して顧客の生産効率化や技術高度化に貢献するガスアプリケーション機器を開発・提案している。特に、ドライアイス微粒子を活用した精密洗浄装置クイックスノーや大気圧下で安定してプラズマを発生させる大気圧プラズマ装置は、様々な産業の製造プロセスに採用されている。
こうした機器の採用にあたっては、ユーザーと共同で試験や評価を実施しながら、さらなる性能向上や効率化につながる技術的な課題を解消していくプロセスが欠かせない。そのため、エア・ウォーターは、クイックスノーと大気圧プラズマ装置の機能を実際に体験することができる「テクノロジーセンター」を2017 年8月に堺研究所(大阪府堺市)内に開設した。これまで320件を超える顧客が来訪し、エア・ウォーターの技術スタッフがサンプルワークを実施しながら、ニーズに寄り添ったソリューション提案を行ってきた。今回、東日本エリアにおけるユーザーの利便性向上と課題を解決する技術営業の促進を目的に、「平塚テクノロジーセンター」を開所した。
同センターで展示しているクイックスノーは、クリーンルーム下での精密洗浄をはじめ、大型のサンプル形状に対応した自動洗浄や様々な粒形サイズによる検証・評価を行うことができる。また、大気圧プラズマ装置は、様々なサンプル材質及び形状の表面処理にも対応することができる複数のタイプを用意しており、対象物の特性や用途に応じて最適な提案が可能となっている。
施設概要
- 施設名称:平塚テクノロジーセンター
- 所在地 :神奈川県平塚市田村3丁目3番32号
- 開所日 :2019 年10 月25 日
- 展示設備:クイックスノー、大気圧プラズマ装置など