「エア・リキード 所沢松郷水素ステーション」を開設
日本エア・リキードは、埼玉県所沢市に燃料電池自動車(以下FCV)用の水素ステーションを開設し、11月1日(金)午前11:30から営業を開始した。同ステーションを設置する所沢市は複数の幹線道路が通行する利便性の高い地域。日本エア・リキードと日本水素ステーションネットワーク合同会社(JHyM)が共同で整備する水素ステーションとなり、この2社が共同運営するのは3カ所目、埼玉県では初の開設となる。
「エア・リキード所沢松郷水素ステーション」は、日本エア・リキードとしては初の「オンサイト方式」ステーションで、その場所で水素を製造しFCVに供給する方式となり、エネルギーの地産地消を実現し、CO2の削減に貢献する。
充填システムは実績のある同社の標準パッケージを採用し、さらに蓄圧器の追加によって充填容量の多い燃料電池バスなどの充填にも対応した高性能のステーションとなる。
政府は、水素社会実現へのロードマップとして2025年までにFCVを20万台、また水素ステーションを320カ所普及させるとしているが、それに伴い埼玉県でも2020年に水素の需要が増えるものと予想される。
「エア・リキード所沢松郷水素ステーション」は、関越自動車道所沢ICからも近く、どの方面からもアクセスしやすい場所に位置している。また、FCVのドライバーからの声を反映し、週末も営業することで利用者の利便性向上に貢献する。
エア・リキード所沢松郷水素ステーション 概要
- 名称: エア・リキード所沢松郷水素ステーション
- 所在地: 埼玉県所沢市松郷265-1
- 敷地面積: 2,000 m2
- 水素供給方式: オンサイト方式
- 水素供給能力: 300 Nm3/h以上、燃料電池バス対応
- 充填圧力:82 MPa
- 充填時間:約3分、燃料電池バスは約10分
- 営業時間:11:00~19:00、定休日:木曜日及び年末年始