大丸エナウィン 2020年3月期連結決算
大丸エナウィンの2020年3月期連結決算は、売上高185億3500万円(前年同期比7.5%増)、営業利益8億4000万円(同1.5%増)、経常利益9億4600万円(同4.7%増)、親会社株主に帰属する純利益8億4800万円(同41.9%増)だった。年間配当金は1円増配の18円。
親会社株主に帰属する純利益は、投資有価証券売却益3億9800万円を計上し、前年同期比で2億5000万円の増益となった。
セグメント別の概況は次のとおり。
【リビング事業】
LPガスの出荷量は前年同期比で増加したが、仕入れ価格に連動した販売単価の低下により減収となった。売上高119億9800万円(前年同期比1.3%減)。
【アクア事業】
前年下記より開始した新ブランド「スーパーバナジウム富士」の販売により、ユーザー件数、販売本数ともに増加した。売上高12億6800万円(同19.7%増)。
【医療・産業ガス事業】
酸素濃縮器の在宅医療機器のレンタル、医療ガス、産業ガス、および機材・工事の各分野で販売が増加した。また、当期から小会社となった(株)キンキ酸器の売上が加わったことで、増収となった。売上高52億6800万円(同30.5%増)。
今後の見通し
LPガス消費者件数増加のため、のれん(営業権)の買収や新規LPガス供給設備投資を積極的に行う。アクア事業のミネラルウォーターの宅配事業と医療・産業ガス事業の在宅医療機器レンタル、および医療・産業ガス販売においてもM&Aによる事業規模の拡大を図り、リビング事業に続く収益の柱として利益の安定を目指す。
2021年3月期の連結業績見通しは、売上高200億円(前期比7.9%増)、営業利益9億5000万円(同13.1%増)、経常利益10億円(同5.7%増)、親会社株主に帰属する純利益6億円(同29.2%減)とした。年間配当金予想は18円を維持した。