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大阪大学と岩谷産業が「細胞保管・輸送テクノロジー共同研究講座」を開設

再生医療技術の産業化に向け、細胞の保管・輸送における技術・装置の開発を目指す

 国立大学法人大阪大学(本部:大阪府吹田市、総長:西尾章治郎、以下「大阪大学」)と岩谷産業は、大阪大学大学院工学研究科に「細胞保管・輸送テクノロジー(岩谷産業)共同研究講座」(以下、共同研究講座)を 2020 年 4 月 1 日に開設した。

 共同研究講座では、大阪大学大学院工学研究科の紀ノ岡正博研究室の保有する再生医療製品の細胞加工施設や保存技術、細胞の評価技術と、液化窒素の製造・供給や低温機器類を手掛ける岩谷産業の低温技術と経験を活用し、細胞の保管・輸送における技術、装置の開発を行う。また、大阪大学の産学連携の枠組みを通じて、相互の研究者の人財交流を図り、研究開発ネットワークを構築するとともに、医工学分野における学術の発展、技術課題の解決、および創造力豊かな人財の育成への貢献を目指す。

 岩谷産業では、本講座における研究開発を通じて、再生医療の恩恵が、一日でも早くより多くの患者に届くことを目指して様々な分野の関係者と協力しながら再生医療技術の産業化に貢献する、としている。

共同研究講座の概要
共同研究講座が設置される大阪大学吹田キャンパス センテラス棟
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