住友精化 2021年3月期第2四半期連結決算
住友精化の2021年3月期第2四半期連結決算は、売上高508億7700万円(前年同期比4.6%増)、営業利益51億0800万円(同39.6%増)、経常利益48億9700万円(同83.9%増)、親会社株主に帰属する純利益36億4200万円(同119.3%増)となった。
通期の連結業績予想は、これまで新型コロナウイルス感染症拡大の影響により合理的な業績予想の算定を行うことが困難であるとして未定としていたが、現時点での入手可能な情報に基づいて算出した連結業績予想を公表した。配当予想は前回予想を維持し、年間配当金予想は100円で前年同額を維持した。
2021年3月期通気業績予想は、売上高1000億円(前年同期比0.3%増)、営業利益80億円(同2.9%増)、経常利益79億円(同15.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益60億円(同40.0%増)。
第2四半期累計期間は、吸水性樹脂事業において、中国顧客が衛生材料の原料調達を優先する動きを一時的に拡大させたことなどにより販売数量が増加したことや、原材料価格が下落したことなどにより、増収増益となったが、第3四半期以降は販売数量の減少や原材料価格の上昇を見込む。
セグメント別業績の概要は次の通り。
吸水性樹脂
売上高は341億3600万円(前年同期比5.4%増)、営業利益は34億1000万円(同94.6%増)。売上高は、中国顧客が衛生材料の原材料調達を優先する動きを一時的に拡大させたことなどにより販売数量が増加したため、増収となった。営業利益は、販売数量の増加に加えて、原料価格が下落したため、増益となった。
機能化学品
売上高は88億3600万円(前年同期比0.4%減)、営業利益は8億1000万円(同3.5%減)。微粒子ポリマーや水溶性ポリマーなどの販売数量の増加はあったものの、機能製品などの販売数量が減少した。
ガス・エンジニアリング
売上高は76億5800万円(前年同期比8.4%増)、営業利益は9億0700万円(同16.2%減)。売上高については、エレクトロニクスガスなどの販売数量が増加したことにより増収となったが、営業利益については、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、飲食店店舗における食品用ガスの需要が減少したことなどにより減益となった。
その他
グループは上記事業のほか、人材派遣業務等を行っている。当セグメントの売上高は2億4500万円(前年同期比27.4%減)、営業損失は2600万円。