東邦アセチレン 2021年3月期第2四半期連結決算
東邦アセチレンの2021年3月期第2四半期連結決算は、売上高133億6100万円(前年同期比21.0%減)、営業利益3億5100万円(同47.9%減)、経常利益4億2600万円(同42.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億3300万円(同46.6%減)だった。中間配当金は20円を維持した。
セグメント別概況
【ガス関連事業】
売上高は73億2300万円と前年同四半期に比べ12億9000万円(15.0%)減少、営業利益は5億8100万円と前年同四半期に比べ1億0100万円(14.9%)の減少となった。
溶解アセチレンは圧接向けの需要が低調に推移し、酸素は電炉・鉄鋼向け、窒素は半導体・エレクトロニクス向けの需要が減少したこと等により減少した。特に、食品用ガスは感染症拡大の影響から外食産業の消費の落ち込みに伴い減少、液化石油ガス及び石油類は需要先の生産調整等により出荷量が減少し、また輸入価格の下落の影響を受けたことにより、売上高は減少となった。
利益面については、販売費及び一般管理費は減少したが、売上高の減少に伴い営業利益は減少となった。
【器具器材関連事業】
売上高は46億7200万円と前年同四半期に比べ8億6900万円(15.7%)減少、営業利益は5000万円と前年同四半期に比べ8400万円(62.4%)の減少となった。
新型コロナウイルス感染症拡大により営業活動の制約を受け、溶接切断器具及び生活関連器具は需要が大きく減少し、溶接材料は自動車向けの需要が減少したことにより売上高及び営業利益は減少となった。
【自動車機器関連事業】
売上高は4億7400万円と前年同四半期に比べ12億6000万円(72.6%)減少、営業損益は前年同四半期に比べ8000万円減少し、1700万円の損失となった。
感染症拡大の影響から自動車部品メーカーの国内外の設備投資需要が停滞したことにより売上高は大幅に減少し、営業利益も減少となった。
【その他事業】
売上高は8億9200万円と前年同四半期に比べ1億3500万円(13.2%)減少、営業利益は1億2200万円と前年同四半期に比べ3700万円(23.4%)の減少となった。
製氷・冷凍機械等の完成引渡しの減少により売上高及び営業利益は減少となった。