JFEスチールとJFEコンテイナーが水素ステーション向け大容量普及型 Type1 蓄圧器の販売開始

 JFEスチール株式会社(以下、「JFEスチール」)とJFEコンテイナー株式会社(以下、「JFEコンテイナー」)は、水素ステーション用蓄圧容器の開発を行い、2018 年度の国産初『高性能・軽量 Type2 蓄圧器』の商品化に引き続き、このたび『大容量普及型 Type1 蓄圧器』の販売を開始し、初品納入を行った。

水素ステーション向け 大容量普及型 Type1 蓄圧器
水素ステーション向け 大容量普及型 Type1 蓄圧器


 当容器は、JFEコンテイナーが設計し、JFEスチール製の鋼管から製造した鋼製ライナーを使用する。従来の Type2 蓄圧器の特徴であるシンプルなストレート形状を引き継ぎつつ、水素ステーションに適した普及型 Type1 蓄圧器とした。圧力範囲の適正化と『55万回』の使用回数(従来品12万回)を実現し、将来のFCVの市場拡大に備えた性能を確保した。

 また内容量は、業界標準の300L に対して、本商品では顧客の水素ステーションの各種ニーズに合わせた対応が可能。最小容量100L から、高圧型の場合で最大325L、中圧型の場合で最大400L といった大容量まで準備した。これによって蓄圧器の最適な構成が容易になり、納入先の事情に即したステーション建設に貢献するとともに、建設コストの低減にも大きく寄与するとしている。