エア・ウォーター、8K 映像レコーダー「RESTAR R8」販売開始

データ容量が大きい 8K 映像の高画質・長時間録画を実現

 エア・ウォーター技術戦略センターは映像圧縮技術により 8K 内視鏡映像を高画質、長時間録画できる 8K映像レコーダー「RESTAR R8(リスター アールエイト)」を開発し 2021年 3 月 23 日より販売を開始した。8K 内視鏡映像を手軽に録画できる環境を提供することで、医療の臨床現場と医療教育への活用を促進する。

8K映像レコーダー「RESTAR R8(リスター アールエイト)」

 エア・ウォーターでは 8K 内視鏡カメラ、8K 医療用顕微鏡を開発し、手術中の医師の負担を軽減し、医療の安全性向上に貢献してきた。また、先進的な手技や学術的価値の高い症例を8K 高解像度で詳細に記録することにより、医学教育の観点でも活用が期待されている。

 一方、8K 映像はデータ容量が大きく、大容量 SSD などを用いても十分な記録時間を確保することが困難であるため、8K 画質から 4K 画質やハイビジョン画質(2K)等の低解像度に変換して保存する必要があり、8K 映像の活用が制限される状況となっていた。

 今回開発した「RESTAR R8」は、最新の映像圧縮技術(H.265/HEVC)の応用により、8K の高精細な画質保持と長時間録画の両立を可能にした。エア・ウォーターの内視鏡カメラや医療用顕微鏡といった 8K 医療関連製品と連携して使用できる。

 今後、エア・ウォーターでは、医療分野で培った 8K 映像技術を教育用途や防犯セキュリティ対策など様々な映像ソリューション分野でも活用すべく、技術開発・ソリューション開発に取り組む。

製品の特長

  1. 映像圧縮技術(H.265/HEVC)を応用し8K映像を手軽に録画可能。※8Kの最高画質モードでは内蔵SSD(約4TB)へ約20時間、標準録画モードで約40時間、長時間モードで約80時間の録画が可能。
  2. 内蔵SSDだけでなく、外付け汎用SSD(USB3.0準拠)へもデータの記録が可能。
  3. 操作ボタンは5つのみで簡単。
  4. 推奨PC※1を使用することで、専用機材なしでデータの編集や再生が可能。

参考

 エア・ウォーターの医療関連事業は、手術室や ICU 等の医療設備工事に加え、医療機器や滅菌受託などの医療関連サービス等を総合的に提案することで、周術期※2医療分野での事業拡大に取り組んでいる。2018 年には、世界で初めて 8K 内視鏡カメラを製品化したカイロス株式会社(現在はエア・ウォーター・バイオデザイン株式会社に統合)を子会社化し、8K 映像を活用した手術の質や安全性の向上に貢献してきた。さらに2019 年より、手術室映像システム「RESTAR」の販売を開始。術野※3や内視鏡といった手術中のあらゆる映像の自動録画・保存、ライブ配信といった機能により、手術の円滑な実施や安全性の向上に寄与している。

エア・ウォーターグループの医療関連事業

https://www.awi.co.jp/business/medical/

※1 推奨PC OS:Microsoft Windows 10、CPU:Intel Xeon Gold 6230R、メモリ:64GB、GPU:NVIDIA Quadro RTX4000

※2 周術期とは、手術が決定した外来から入院、麻酔・手術、術後回復、退院・社会復帰までの患者の「術中だけでなく手術前後を含めた一連の期間」のこと

※3 術野は、手術を行っている際に、目に見える部分