エア・ウォーター、千葉市に国内22機目のVSU建設

シリンダー充填工場「東関東ガスセンター」も稼働

 エア・ウォーターおよびエア・ウォーター東日本株式会社(代表取締役社長:田中 豪、以下、エア・ウォーター東日本)は、首都圏における産業・医療用ガスの安定供給を目的に、千葉県千葉市に高効率小型液化酸素・窒素製造装置「VSU」を建設する。また、先行して同地に建設を進めていたシリンダーガス充填工場の「東関東ガスセンター」を稼働した。
 「VSU」プラントは国内22機目となり、2021年10月に着工、2022年11月の稼働開始を予定する。

VSU完成イメージ

 エア・ウォーターグループでは、「需要地の近郊に小型プラントを設置し、輸送距離の短縮と合わせて大型プラントに匹敵する低コストで液化ガスを供給する」という製造拠点ネットワーク戦略により、国内産業ガス事業の拡大を図っている。また、営業・生産拠点と配送ネットワークを活用し、産業・医療用ガスの製造から販売まで地域に密着した事業展開を行う。

 今回、首都圏におけるさらなる事業拡大を見据え、液化ガス製造拠点の空白エリアとなっていた千葉県西部に「VSU」を設置する。これにより、首都圏におけるエア・ウォーターグループのガス製造拠点は、東京湾を挟んだ南関東の千葉市、相模原市および北関東の宇都宮市、鹿嶋市の合計4カ所となり、府中市、川越市、富津市、つくば市に所在するシリンダーガス充填工場と合わせて、強固なガス供給ネットワーク体制を構築する。千葉における「VSU」の建設によって、京浜・京葉臨海部を中心とした各種製造業における産業用途や病院等で使用される医療用途のガス需要に対応するとともに、首都圏全域における物流の合理化、輸送時のCO2排出削減、さらにはガス製造・供給拠点間のバックアップ体制による大規模災害時のBCP対策を強化する。

 また、同エリアのガス充填拠点であった千葉エヌディーガスセンター株式会社(エア・ウォーターと大陽日酸株式会社との合弁会社)については、本年3月末をもって出資を解消し「VSU」の建設予定地にシリンダーガスの充填拠点となる「東関東ガスセンター」を新設した。これに伴い、エア・ウォーター東日本の千葉支店および千葉営業所も同地に移転し、京浜・京葉地区では初となる「川上から川下まで一貫したグループの総合ガス事業拠点」が完成する。

設備概要

① 「VSU」プラント

  • 運営会社 :千葉液酸株式会社 ※出資比率:エア・ウォーター 30 %、エア・ウォーター東日本 70 %
  • 所在地 :千葉県千葉市稲毛区六方町210
  • 製造能力 :液化酸素1,000N ㎥/h、液化窒素2,660N ㎥/h
  • 稼働開始 :2022年11月(予定)

② シリンダーガス充填工場

  • 名称 :エア・ウォーター東日本株式会社 東関東ガスセンター
  • 所在地 :千葉県千葉市稲毛区六方町210
  • 生産品目 :酸素、医療用酸素、窒素、アルゴン、炭酸ガス、エルナックス、混合ガス
  • 延床面積 :約3,500m2
  • 運転開始 :2021年4月
エア・ウォーター東日本「東関東ガスセンター」