サイトアイコン ガスペディア

大陽日酸が3Dプリンティング・AM技術の展示会「TCT Japan 2022」に出展

「次世代のモノづくりを支えるガステクノロジー」をテーマに、最先端ガス利用技術によるAMモノづくりの実用化に向けた課題解決のアプローチを紹介

 大陽日酸は1月26日~28日、東京ビッグサイト東ホールで開催される3Dプリンティングとアディティブマニファクチャリング(AM)技術の展示会「TCT Japan 2022」に出展する。

 米VELO3D社のSapphire、米OPTOMEC社のLENSシリーズ、 独GEFERTEC社のArcシリーズなど、各種金属3Dプリンタとその造形サンプルや、金属AMの課題解決に役立つ大陽日酸独自開発の「3DProシリーズ」の提案を行う。また、1月26日(水)の午前10:30~11:00に会場東3ホールで出展社セミナー「Without Compromise / VELO3Dのサポートフリー造形技術、エンド・ツー・エンドの製造ソリューションがもたらすイノベーションと大陽日酸のガステクノロジーによるAMものづくり実用化課題解決」(講演者:VELO3D Inc. Brian Spink氏)を行う。出展社セミナーへの参加は無料、事前登録不要。

主な出展内容

PBF方式金属3Dプリンタ VELO3D「Sapphire」、「Sapphire XC」

 VELO3D「Sapphire」は量産を見据えた次世代型のPBF方式金属3Dプリンタ。従来システムで45度以下の造形に必要だったサポート構造を不要とし、独自技術によってゼロ度でもサポートフリーのオーバーハング形状を造形できる。これにより、造形後のサポート構造の除去や、表面処理などの後工程を大幅に削減した。

VELO3D「Sapphire」

 造形領域は直径315mmの円筒形、高さは400mm(標準機)または1000mm(1MZ機)を選択できる。3000:1の高アスペクト比と100mmまでの大口径開口形状の造形で、マニホールド・渦巻・交差形状の造形が可能。

 生産性を劇的に高めるフリーフローティング方式を採用し、主要CADネイティブファイルを読み込み、3Dのまま処理するVELO3D独自のプレプリントソフト「FLOW」と簡単キャリブレーションと高度な品質管理を実現するソフト「Assure」を標準装備する。

 また「Sapphire」には、大量生産や大型部品に対応する「Sapphire XC」もラインナップされる。標準機に搭載される機能はそのままに、円筒形状の造形領域を直径600mm×高さ550mmに拡張し、スループットを最大5倍に向上した。

「Sapphire XC」

 共通の光学系、リコーター、ガスフロー、制御系システム、モニタリング機能を有しているため、標準機と同じプロセス条件で同一の材料特性を持つ部品を造形することができる。

DED方式金属3Dプリンター OPTOMEC「LENS CS250」、「LENS MTS860」

 Direct Energy Deposition(DED)方式を採用した金属3Dプリンタの「LENS CS250」は、鉄、チタン、アルミニウムを含む、あらゆる一般的な合金(SUS・Inconel・Cu・Tool Steel・Co・Co-WC・Ni-WC・Ti・Alumina・Al・Ni・W・Mo・Nb・TiC・CrC)を造形でき、運搬/設置とオプション追加のしやすいコンパクトな一体型筐体が特徴。

OPTOMEC「LENS CS250」(右)

 造形領域は250mm×250mm×250mmで、アルゴンまたは窒素による不活性雰囲気制御の選択や、手が届きやすい全面取付型パウダーフィーダーを最大4種まで搭載が可能。用途として、合金や傾斜機能材料の開発や、レーザークラッディング、実部品の補修など。

 「LENS MTS860」は同じOPTPMEC社製のDED方式金属3Dプリンタで、造形領域が860mm×600mm×610mmに拡大され中型から大型パーツの造形に対応する。CNC切削加工機能を追加することで高品質で低価格な金属ハイブリッド製造を実現する。

「LENS MTS860」

WAAM方式金属3Dプリンター GEFERTEC「Arcシリーズ」

 WAAM(Wire Arc Additive Manufacturing)方式による圧倒的高速造形(造形スピード:1.6~3.5㎏/h)が可能な「Arcシリーズ」は、成熟した技術であるアーク溶接の手法と、製品の設計者や技術者によるCADの図面を組み合わせる、新しい生産システム。3軸または5軸加工により、パーツの大きさに柔軟に対応し、高品質な金属AM造形を可能にする。

「Arcシリーズ」

 最大容積3㎥(1100×1400×1560㎜/Arc603)の大型造形に対応し、航空機、輸送機器など幅広い産業分野における多様な造形実績を持つ。温度モニタリングや遠隔監視、チタン造形対応のアルゴンガスパージチャンバーなど、豊富なオプションに対応。

大陽日酸「3DPro」シリーズ

AM専用PSA式窒素ガス発生装置「TNGUH-14-RE20FE/SV」

 大陽日酸独自開発のAMソリューションとなるAM専用PSA式窒素ガス発生装置は、高純度(99.999%)の窒素ガスを発生させるシステム。3Dプリンター起動時のチャンバー内パージ時間短縮と、粉末材料の不純物による汚染防止に貢献する

AM専用PSA式窒素ガス発生装置
雰囲気ガス循環精製システム「Recirc Advanced System」

 PBF式金属3Dプリンター向けのアドオン型雰囲気循環精製システム。プリンタ装置内の雰囲気ガスを循環精製し、ダイレクトに監視・制御、純度を高水準(ppmオーダー)かつ一定レベルを維持し、パーツ造形品質の向上と安定化を図る。3D造形の長時間連続運転に対応し、チャンバー内の酸素分、水分除去による品質のばらつきを改善する。また、遠隔監視システム(3DPro LINK/オプション)と接続する事により、常時モニタリングが可能。

雰囲気ガス循環精製システム「Recirc Advanced System」
AM用金属粉末保管庫「パウダーキャビネット」

 Al、Ti、Ni合金など、AM用金属パウダー粉末専用に開発した材料保管庫。庫内の酸素濃度と露点を管理する事で材料の酸化を防ぎ、品質を維持する。不活性ガス(N2・Ar)で庫内を置換し雰囲気をコントロールし、材料を取出す際には不活性ガスを空気に置換するので安全に使用できる。

AM用金属粉末保管庫「パウダーキャビネット」

装置サイズ:1300×875×1900㎜、収容能力:最大600㎏(120㎏×5段)※10kgボトル約50本収納可能。

モバイルバージョンを終了