新コスモス電機が識別機能付ガス検知器「XP-304IIIai」を発売

地中埋設管のガス漏洩検査時のムダ掘りを低減&作業効率アップ

 新コスモス電機は地中埋設管のガス漏洩検査時のムダ掘りを低減し、作業効率をアップする識別機能付ガス検知器「XP-304IIIai」を発売する。

識別機能付ガス検知器 XP-304IIIai
識別機能付ガス検知器 XP-304IIIai

 都市ガス等の地中埋設管の漏洩調査では、カート式ガス検知器や可燃性ガス探知器を用いてガス漏洩の有無を調査する。漏洩が疑われる場合、検知したガスの濃度に応じ地面を掘り起こして埋設管の修繕を行う。この掘削作業は多大なコストと時間がかかるが、地中から発生する可燃性ガスは埋設管からの漏洩ガスだけではなく、地中からの自然発生メタンガスもあり、これを漏洩ガスと誤認した場合、無駄な掘削作業となってしまう課題があった。

 これを解決するため、新コスモス電機は1983年に大阪ガスと共同開発した日本初の識別型ガス検知器「XP-304」を発売。その後2000年により使いやすく進化した「XP-304id」を発売し、約40年にわたり全国のガス事業者に提供してきた。

特長

  • ガスの濃度と識別結果を同時表示。
  • LELレンジからvol%レンジへ自動切換し、低濃度から高濃度までスムーズに測定可能。

進化のポイント

  • カラーLCD表示で視認性向上。識別結果はガス種ごとにわかりやすく色分け。(図1)
  • モニター表示とグラフ表示の2種類の表示切替が可能。(図1)
  • 突起部を減らし収納性向上&破損リスク低減。(図2)
  • 機器本体で最大400件のロギングデータを表示。
  • 測定記録の管理・運用を効率化するXai®対応ガス検知器。Xai CONNECT®(専用アプリ)の使用で、データの取り込みや測定レポートの作成が簡単。
XP-304IIIai 表示画面
(図1)表示画面
突起部を低減
(図2)突起部を低減