岩谷産業×otta×アイ・オー・データ×金沢大学×羽咋市が「見守りサービス導入に関する協定」を締結

イワタニゲートウェイと連携、安全安心な街づくりの実現

 岩谷産業は3月2日、石川県羽咋市役所で株式会社otta(本社:福岡県福岡市、社長:山本文和、以下「otta」)、株式会社アイ・オー・データ機器(本社:石川県金沢市、社長:濵田尚則、以下「アイ・オー・データ」)、国立大学法人 金沢大学 融合研究域 融合科学系 交通防災まちづくり研究室(所在地:石川県金沢市、金沢大学長:山崎光悦、以下「金沢大学」)および石川県羽咋市(市長:岸博一、以下「羽咋市」)と、「見守りサービスの導入に関する協定」(以下、本協定)を締結した。

 otta が提供する「見守りサービス」は、専用端末を携帯する子どもが、域内に設置された「見守り基地局」付近を通過することで位置情報が記録され、記録された位置を保護者がスマートフォンで確認できるというもので、2022 年4 月から羽咋市立の小学校6 校の児童を対象に専用端末が配布される。

 児童の行動履歴は、個人情報を伏せた形で情報収集を実施し、解析を行い交通事故防止などに役立てる。解析は金沢大学がおこない、将来的には小学生のみならず、高齢者などにもサービスの対象を拡げ、羽咋市が進めるスマートシティ化に寄与し、安全かつ安心な暮らしの実現を目指す。

「見守りサービス」
「見守りサービス」

◆otta 「見守りサービス」とは  https://www.otta.me/products/

 otta見守りサービスは2022年2月末時点で東京都、大阪府など全国16都市に導入済みで、2022年4月開始予定の奈良県王寺町、長崎県島原市と合わせ、サービス提供地域は19エリアに広がる。

otta見守りサービス

 本協定では、店舗や個人宅に設置する「見守り基地局」と岩谷産業独自の IoT プラットフォーム「イワタニゲートウェイ」を連携し、位置情報を発信する取り組みを行う。また、イワタニセントラル北陸株式会社(本社:石川県野々市市、社長:堤昌敏)などグループ会社の営業車両や配送車両にも位置情報を記録する基地局機能を搭載することで、効率的かつ広範囲な見守り環境をサポートする。

イワタニゲートウェイ

 岩谷産業では、本協定を通じて子どもの安全かつ安心な暮らしの実現を目指すとともに、地域が抱えるさまざまな課題の解決に向けて、暮らしを支える新しいサービス・価値を創造するとしている。