IoT・AI遠隔点検サービス「LiLz Gauge」がレベル型・フロート型に対応
目視巡回点検のアナログメーター読み取り業務をリモート化・効率化
IoT・AI遠隔点検サービス提供のLiLz株式会社(本社:沖縄県宜野湾市、代表取締役社⻑:⼤⻄ 敬吾、以下「LiLz」)は、新たにレベル型・フロート型のアナログメーター読み取りAI(以下、AI)をβリリースした。LiLz Gaugeが提供するAIはこれで6種類となる。今回のリリースで、液面計や油面計、流量計などに多く見られる表示方式であるレベル型・フロート型に対応し、あらゆる分野の点検の業務効率化に対応する。
上下水プラント、産業ガス、化学プラントなどの日常を支える様々な施設は、維持管理のために目視の巡回点検が必要になる。LiLzが提供するIoT・AI遠隔点検サービス「LiLz Gauge」は、目視の巡回点検における業務の大半であるアナログメーターの読み取り業務をリモート化・効率化することができる。
これまで、円型・矩形型・ナナセグ型・カウンタ型という4つの形状に対応したAIをリリースしていたが、施設に設置されている各産業機器のアナログメーターの種類は非常に多く、特に液体やガスを扱う施設などにおいては棒型形状となっているレベル型・フロート型が良く見受けられる。
リリースにあたり、上下水道・産業機器向けプラントメーカーの月島機械株式会社および、上下水道施設の運営/維持管理補修工事を行う月島テクノメンテサービス株式会社の協力で、実際に現場に設置されている液面レベル計・油面計・流量計・計装盤レベル計などを活用してAIの先行検証を実施した。
月島機械開発本部研究開発部研究開発グループの山本氏は「上下水道プラント施設では、多くの機器センサーの値(流量/圧力/温度など)について監視/点検を行っています。 LiLzGaugeを活用する中で、「油量計、面積式流量計、タンクレベル計」などが自動読取出来ると、更に現場点検の効率化・非常時の遠隔判断などが可能になるため、検証協力させて頂きました。 今後は、今回リリースされたレベル計・フロート計を含め弊社グループが建設/運営/維持管理する上下水道施設の中で活用性を高め、「中長期的な視点も含めた点検・補修業務の最適化」、「人の仕事を代替する新しい技術の活用」を進め、現場業務の更なるスマート化に取り組みたいと考えています」とコメントしている。
LiLz Gauge Starter Kitレンタルの提供
レベル型・フロート型のAIは、LiLz Gauge Starter Kitで手軽に検証することができ、オンボーディングでのサポートも受けられる。
https://lilz.jp/lilzgauge/starterkit
LiLz Gaugeについて
LiLz Gaugeは、電源が無いあらゆる場所の目視巡回点検をリモート化する。1⽇3回撮影で約3年と⻑期稼働する低消費電力IoTカメラとクラウド側の機械学習・画像処理によってアナログ計器の値を⾃動で読み取るため、現場に⾏くことなく点検対象の情報を効率的に取得。カメラを設置した当⽇から目視点検の省⼒化をスタートできる。