日本エア・リキードが産業ガス販売価格を再度値上げ
電力料金や運送料金の変動を反映した市況変動制を導入
日本エア・リキードは、各種産業ガスの販売価格を改定する。対象製品は①酸素、窒素、アルゴン (ローリー製品)と、②一般産業ガス・混合ガス (シリンダー、LGC)で、改定時期は2022年5月1日より。
2022年1月1日出荷分より、原油や液化天然ガス等の輸入価格が上昇したことによる電力料金の上昇、また、ドライバー人件費・輸送費および鋼材費の上昇にともなうローリー車両や液化ガス貯槽等のコスト圧迫のため、顧客に対し価格改定を実施していた。
しかしながら、2022年1月以降も電力料金や輸送費等の上昇は継続しており、この急速かつ大幅な各種費用の上昇は、企業努力だけでは補えない状況となっているとし、2022年5月1日出荷分より改めて価格改定を行う。
また、併せて、電力料金及び運送料金の変動を反映し、透明性のある価格を設定した市況変動制を導入する。
日本エア・リキードでは、「お客様には高品質な製品とサービスを安定的にお届けするために必要な施策であることのご理解を賜りますようお願い申し上げます」とコメントしている。