東京高圧山崎 2022年5月期通期連結決算
産業ガス・溶材機材事業は売上高82億2200万円、セグメント利益1億5800万円
東京高圧山崎の2022年5月期通期連結決算は、売上高115億3500万円、営業利益2億1000万円、経常利益2億0900万円、親会社株主に帰属する純利益1億2000万円だった。年間配当金は前期比20円増配の70円。
セグメント別業績
(産業ガス・溶材機材事業)
売上高は 82億2200万円、セグメント利益は 1億5800万円。
産業ガスは、酸素、窒素、アルゴン、液化炭酸を中心に需要が緩やかに回復し、またアセチレンの値上げ効果もあり、全般的に売上収益が増加した。
溶材機材は、溶接材料の需要に関して在庫調整の動きが見られたことから第2四半期以降低調に推移したが、設備工事関連が堅調に推移し売上収益に大きく貢献した。
(ファイン製品事業)
売上高は 32億7700万円、セグメント利益は 3600万円。
化学品は、樹脂製品の需要が堅調に推移したが、その他の化学品並びに建設用塗料及び塗材の需要が低迷したため、売上収益は伸び悩んだ。
ウレタン断熱パネル及びウレタン断熱用のノンフロンガスは、徐々に需要が増加し業績を伸ばしたが、製造コストの負担が大きく、売上収益は悪化した。建設用塗料及び塗材は、第2四半期以降緩やかに回復したが住宅建築用資材の価格上昇や供給不安によりOEM製品の需要が低迷したため、売上収益は伸び悩んだ。特機製品は、半導体不足のなか半導体向けのマスフローコントローラーを中心に機器販売に注力し、またグローブボックスや真空熱処理炉の装置需要により売上収益は増加した。
(その他)
不動産賃貸業等を営んでおり、当連結会計年度におけるその他の売上高は 3500万円、セグメント利益は 1500万円。
2023年5月期の通期連結業績予想は、売上高111億1700万円(前年同期比3.6%減)、営業利益1億7600万円(同16.3%減)、経常利益1億6800万円(同20.0%減)、親会社株主に帰属する純利益9500万円(同20.8%減)。年間配当を予定するが、具体的な金額は未定としている。