日本エア・リキード 2022年12月出荷分から産業ガスと医療ガスを値上げ

2022年1月と5月に続いて、今年3回目の価格改定

 日本エア・リキード合同会社(ヴィルジニー・キャヴァリ社長 兼 CEO)は、2022年12月1日出荷分から各種産業ガス及び医療ガスの販売価格を値上げする。対象製品は、①酸素、窒素、アルゴン、水素、ヘリウム、二酸化炭素、②一般産業ガス・医療ガス・混合ガス (シリンダー、LGC)。

 同社は、2022年1月1日及び5月1日の出荷分より、原油や液化天然ガス等の輸入価格が上昇していることによる電力料金の上昇、また、ドライバー人件費・輸送費および鋼材費の上昇にともない、ローリー車両や液化ガス貯槽等のコストが事業活動を圧迫し続けているとして、価格改定を実施している。

 しかしながら、急速な円安の進行も重なり、2022年5月以降も依然として電力料金や輸送費等は急速かつ著しく上昇し続けており、企業努力だけでは補えない状況となっているとし、今回、改めて価格改定を要請するとしている。